第十幕その十
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「水路だってね」
「お水が流れるのを観るだけだと」
「何てことはないよ」
「そうだよね」
「全くだよ」
樵も言います。
「これまで皆でだよ」
「力を合わせて頑張ってね」
ジャックは樵にも応えました。
「そうしてね」
「それでだね」
「そう、ちゃんと掘って」
「お水をひいてね」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「お水が流れるものを観たら」
「やり遂げたってね」
「心から思えて」
「最高だよ」
「その気持ちになれるよ」
「それもね」
まさにとです、オズマも言いました。
「努力の為せるものよ」
「コツコツと努力をしてやり遂げる」
「それがね」
まさにというのです。
「いいことなのよ」
「そうだね、だからね」
「働く時も」
「努力することだね」
「そうよ、それじゃあね」
「水路もだね」
「今日はこれからもね」
お仕事を続けてというのです、水路は今はお魚に虫にスッポン達が入って快適に泳いでいます。その彼等も観ています。
「水路を拡げてね」
「お水を流していくんだね」
「そうしていきましょう」
「それじゃあね、しかしね」
「しかし?」
「僕達こうしたことも出来るんだね」
ジャックは奇麗なお水が流れている小川の様な水路を観つつ言いました。
「開拓や開墾も」
「出来ないと思っていたの?」
「うん、はじめるまではね」
実際にとです、ジャックはオズマに答えました。
「そうだったよ」
「そうなのね、誰も最初はよ」
「出来ないんだ」
「けれど教えてもらってね」
そうしてというのです。
「実際にね」
「やってみてなんだ」
「それで誰でもね」
「出来る様になるんだ」
「誰でも最初は何も出来ないのよ」
そうしたものだというのです。
「けれどそれをよ」
「教えてもらって実際にやってみて」
「そのうえでね」
それでというのです。
「出来る様になるのよ」
「そうしたものなんだ」
「そう、だからね」
それでというのです。
「ジャックもね」
「水路を造ることもだね」
「今は出来るのよ」
「やり方を教えてもらって」
「実際にやってみてね」
「それでなんだね」
「そうよ」
まさにというのです。
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