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新オズのカボチャ頭のジャック
第十幕その八

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 皆で働いていきますが本当に水田も南瓜畑も凄い勢いで出来ていっています、植えられた水田の稲の下のお水にはです。
 沢山の生きものがいます、そして。
 オズマは皆に笑顔で言いました。
「皆ここにいる生きもので食べられるものが多いことは知ってるわね」
「鴨に泥鰌にタニシに」
「蛙にザリガニやサワガニもですね」
「あとスッポンも水路にいますけれど」
「そうしたものが食べられますね」
「ゲンゴロウもですね」
「そして雀もね」
 オズマはお空にいるその鳥も見てお話しました。
「食べられるのよ」
「お米だけじゃないんですね」
「色々な生きものがいますが」
「そうした生きものも食べられる」
「それが田んぼなんですね」
「そうした場所なんですね」
「そうよ、ただお米が採れるだけじゃないの」
 恵梨香達五人にお話します。
「だから余計にいいのよ」
「あの、蛙なんて」
 神宝はその生きものを前にお話しました。
「焼いても揚げてもかなり美味しいですよ」
「鴨なんか滅茶苦茶美味しいですよ」 
 神宝はそちらを観ています。
「この鳥は」
「ザリガニも食べられるんですよね」
 ナターシャはこの生きものを見て言いました。
「それも結構美味しいそうで」
「スッポンは栄養もあって」
 カルロスは水路にいるスッポンを実際に見ています。
「かなりいいんですよね」
「そうよ、こうした生きものも食べるのがね」
 水田にいる彼等をというのです。
「水田を作ってね」
「そして稲を育てて」
「そのうえで食べる」
「そういうことですね」
「お米だけじゃないんですね」
「こうしたものも食べられるんですね」
「そうよ、食べたいならね」
 それならというのです。
「食べていいのよ」
「蛙も鴨も」
「ザリガニもですね」
「それでスッポンも」
「あと雀も」
「他の生きものもですね」
「タニシだって茹でてお醤油で味付けしたら」
 その様にすればというのです。
「これがね」
「あっ、美味しいですよね」
「タニシも」
「泥を吐かせたら」
「そうしたらですね」
「美味しく食べられますね」
「そうよ、だからね」
 それでというのです。
「水田の色々なものをね」
「食べていいんですね」
「そうしたいなら」
「何かそう言われるとです」
「食材豊かですね」
「水田は」
「そうでしょ、あとゲンゴロウも言ったけれど」
 この虫も食べられると、とです。
「美味しいわよ、タウナギだってね」
「そういえばそうですね」
「タウナギも聞きます」
「美味しいって」
「だからですね」
「タウナギも食べていいんですね」
「そちらのお魚もね」
 こうお話するのでした。
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