282 失われていく物
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ゴムの木だ!電気は通さねえぞ」
湘木が説明した。
「くう!」
「仕方ねえ、りえを連れて撤退するぞ!」
「何!?」
レーニン及び杉山は杉山の声でそう告げるとりえを連れて逃げようとする。だが、三河口は鎖鉄球をレーニンに巻き付けた。そして威圧の能力と武装の能力を鎖鉄球に流し込んだ。
「小僧!」
レーニンは怒りに任せて武装の能力で鎖鉄球を外そうとする。
「冬田さん!」
「は、はあい!」
冬田は蔓を出して更にレーニンを拘束しようとた。
「させるか!」
レーニンは武装の能力で蔓を弾いた。更には瞬間移動して鎖鉄球の巻付きから自身を解放させた。
「な!」
「貴様らに構っている暇はない!」
「ちょっとっ!放しなさいよっ!」
りえは武装の能力でレーニンを落とそうとするが、意味はなく、そのまま連れて行かれた。
「追うぞ!」
「ああ!」
三人は戦争主義の世界の長であり、大将を目指す少年を追った。
「ちょっと待ってえ!」
冬田が止めた。
「このお兄さんとお姉さん達はどうするのお!?」
三河口はレーニンによって気絶させられた同級生達を見る。
「ああ、そうだったな」
三河口はレーニンとの戦いに夢中になっている己を反省した。
「濃藤、北勢田、奏子ちゃん!!」
三河口は三人を起こした。
「・・・、はっ、ミカワ!湘木!」
「三河口君!」
「お前も来てくれたのか!」
「ああ、今レーニンが来てお前らを気絶させた。だが、お前達の道具の能力を吸い取って強化されてしまったんだ。それからりえちゃんもその場から連れ去っちまったよ」
「ちっ、俺達とした事が・・・」
北勢田は悔しがった。
「いや、俺のしくじりでもある。少なくとも、かよちゃん達が探している藤木ってガキも一緒だった事は間違いない。北勢田の知り合いの長山治君だっけ?彼にレーニン、いや、杉山君の動向を探って行方を追った方がいいと思う」
「ああ、そうしてみるよ」
「三河口君はどうするの?」
「そうだな、藤木を連れて逃げた狐もレーニンも追いかけたいが、杯の行方を知っているのは狐の方だろう、そっちを狙うよ。りえちゃんの方は君達の役目だからありちゃん達と合流したらまた追ってくれるか?」
「ああ」
「それじゃ、俺達は失礼するよ」
三河口は湘木。冬田と共に去った。
かよ子の白魔術が紂王を攻撃する。
「これは、強力な・・・!!」
紂王は白魔術に苦しんだ。
「行くよ!」
かよ子は杖を剣に変化させ、紂王を斬り込みにかかった。
「某も行くぞ!」
次郎長もまた飛び掛かる。
「終わりだよ!」
「くう・・・!!」
だが、その時、何かがかよ子達の攻撃を阻んだ。
「え、何、これ!?」
見え
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