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星河の覇皇
第八十三部第五章 謎の兵器の正体その三十九

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「実は私はヨーグルトも好きで」
「そうでしたか」
「基本嫌いなものはないですが」
 八条は食べものの好き嫌いは特にない、だが好物は実に多いのだ。今の懐石料理にある湯葉も山芋もそうであり鯛の素揚げもあん肝もだ。刺身もだ。
「好きなものは多く」
「ヨーグルトもですか」
「好きで」
 それでというのだ。
「醍醐もです」
「ヨーグルトだからですね」
「左様です、では」
「そちらもですね」
「注文します」
 八条もというのだ。
「そうしてです」
「楽しまれますか」
「そちらも、そしてお酒も」 
 こちらもといのだ。
「こうしてです」
「飲まれますか」
「日本酒も」
「そういえばこのお酒は」
 自分達が今飲んでいる日本酒についてもだ、議員は話した。
「日本酒ですが」
「それでもですね」
「後に甘いものを食べられる」
「そうした味ですね」
「日本酒は」
 この酒はというのだ。
「どうしても甘いものには合わないですね」
「そこがワインとは違いますね」
「ワインは甘いものにも合いますね」
「ケーキやアイスクリームを食べつつ飲んでも」
 例えそうしてもとだ、八条も応えた。
「いけますね」
「ワインは、ですが日本酒は」
「甘いものには合わないですね」
「どうしても」
「織田信長は甘いものが好きで」 
 この英傑の話もするのだった。
「実はお酒はです」
「飲めなかったそうですね」
「そうでしたし」
「とかく日本酒はですね」
「甘いものには合わない」
「そう言われていますね」
「どうも、ですが」 
 それでもとだ、八条はさらに話した。
「このお酒はです」
「甘いものもですね」
「後で楽しめる」
「そうしたお酒ですね、日本酒を飲んでも甘いものが楽しめるなら」
「それならですね」
「実にいいですね」
「そう思いまして」
 それでとだ、八条はその酒を飲みつつ話した。
「こちらのお酒にしました」
「そうでしたか」
「では」
「それではですね」
「次はです」
「その醍醐とパイナップル等を使ったものもですね」
「注文させて頂きます」
 こう話してそしてだった。
 八条と議員はその料理も頼むことにした、ここで議員は八条にその料理の名前についても尋ねた。
「それでそのお料理の名前は」
「それですか」
「何といいますと」
「醍醐の甘味合わせです」
「そうですか」
「特に名前はです」
 それはというのだ。
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