第十七話 十二神将その二
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「ではな」
「それではですね」
「覚悟を決めてだ」
「戦います」
「ならよい、では行くぞ」
この言葉と共にだった。
実際に十二神将の最初の一柱が来た、その仏とだった。
一行は戦闘に入った、十人はそれぞれ散開してそのうえでまずは攻撃や防御を補助する術を手分けして使ってだった。
攻撃に入った、だがここで。
リーは仲間達に冷静な顔で告げた。
「十二神将は同じ様でや」
「その外見がな」
「しかし能力はちゃう」
こう中里に話した。
「属性や使う術がな」
「そこが問題やな」
「それぞれの弱点の属性を衝いてや」
そのうえでというのだ。
「ええな」
「戦うことやな」
「そうしてくで」
「一柱一柱な」
「この戦が十二続く」
リーはこのことも指摘した。
「それでや」
「十二の戦全てに勝つ」
「そや、しかしな」
「そうする為にはな」
「根気が必要や」
「戦が十二続くならな」
「それなりのな」
まさにというのだ。
「根気が必要や」
「戦についてもな」
中里はその目を鋭くさせてリーに応えた。
「根気は必要や」
「焦れるとな」
「そうなった方が負ける」
「そやからな」
「ああ、輿据えていくで」
「気力と体力はある」
その両方がとだ、リーは話した。
「そうやとな」
「焦れずにな」
「一柱ずつな」
「倒していこうな」
「ああ、ほな」
「戦おうな、ほな僕はや」
ここでだ、中里は。
自身が持つ二振りの神具、童子切と千鳥にだった。
それぞれ氷を宿らせた、そうして言った。
「この仏さんは氷に弱い属性や」
「ああ、その通りや」
芥川も左手に持つ大通連刀に氷を宿らせて応えた。
「そやからな」
「武器に氷を宿らせる」
「そうしてや」
「そのうえでやな」
「攻めて」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「戦おうな」
「守りもよ」
アレンカールも自身の神具達に氷を宿らせつつ言った、どの神具にも冷たい輝きが宿りそれが今は何よりもの強さを見せていた。
「氷にすべきね」
「属性は攻撃だけやない」
芥川はアレンカールにも話した。
「しっかりとな」
「守りにも影響するから」
「それでや」
「今は防具にもね」
「氷を使うんや」
この属性をというのだ。
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