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ハッピークローバー
第七十七話 海の家から移りその五

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「だからね」
「ギャンブルはね」
「もうね」
「ヤクザ屋さんの世界ね」
「だから儲けさせるとか」
「そんな気はないわね」
「自分達が儲ける」 
 まさにその為にというのだ。
「やってるものよ」
「だからああいうのはね」
「やったらね」
「お金なくすだけよね」
「そうした遊びだってわかってやってるのならいいけれど」
 ギャンブルは遊びとだ、これが本来の認識ではないかという人もいるがこれはまさに遊びの達人の考えであろう。
「けれどね」
「わかってないとね」
「本当にね」
「お金なくすだけね」
「そして果てにはよ」
 かな恵は強い声で語った。
「破産よ」
「そうよね」
「ギャンブルで破産って聞くけれど」
 富美子はここでも眉を顰めさせて言った。
「馬鹿でしょ」
「そうよね」
「中毒になるのもね」
「パチンコとかね」
「もうね」
 それこそというのだ。
「馬鹿としかね」
「思えないのね、富美子は」
「何がいいのか」
「富美子本当にギャンブル嫌いね」
「ギャンブルと麻薬は絶対にしない」
 一華に強い声で言った。
「もうね」
「何があってもよね」
「それが私の考えよ」
「正しいわよね」
「でしょ?その二つにお金使うなら」
 それ位なら、そうした言葉だった。
「他の遊びに使うわ」
「そういうのに」
「その方がずっといいわよ、特にね」
「特に?」
「麻薬は論外だしね」
 こちらはというのだ。
「それでギャンブルもよ」
「遊びでトランプはしても」
 それでもとだ、留奈も言った。
「もうね」
「お金は賭けない」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「おやつ位はいいけれど」
「お金はね」
「そんなのは賭けないで」 
 そのうえでというのだ。
「やってくものでしょ」
「トランプにしても」
「よく外国のそうした場所でやってるけれど」
「ルーレットとかカジノと一緒にね」
「それもね」
 トランプでのギャンブルもというのだ。
「お金はね」
「賭けないわよね」
「本当に精々ね」
「おやつ位ね」
「お金はね」
 これはというと。
「大事にしないと」
「賭けてなくしてたらね」
「こんな馬鹿なことないわよ」
 まさにというのだ。
「本当にね」
「その通りよね」
 一華も同じ考えだった。
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