第七十七話 海の家から移りその四
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「さもないとね」
「儲からないわね」
「そうなのよ」
ギャンブルはというのだ。
「実はね」
「親にならないとなのね」
「儲からなくてね」
「賭ける方だと」
「儲かるどころか」
それどころかとだ、一華は理虹に話した。
「お金取られる」
「そうなるばかりね」
「お父さんもお母さんも言ってたわ」
「おじさんとおばさんが」
「それで実際そうでしょ」
「賭ける人でね」
「儲かってる人なんてね」
それこそというのだ。
「一人もね」
「いないでしょ」
「ゲームでもそうね」
理虹はよくゲームの中にあるゲームとしてのモンスターバトルやカジノそれにルーレットを思い出して話した。
「あれで儲かるとかね」
「ないでしょ」
「確実に勝てそうでも」
「負けるわよね」
「ああいうのはね」
それこそとだ、理虹は話した。
「イカサマしないと」
「勝てないでしょ」
「裏技調べて」
それぞれのゲームのだ。
「そうでもしないとね」
「勝てないわよね」
「それで考えてみたら」
理虹は実際に考える顔になって一華に言った。
「ゲームでも儲かるのはね」
「やってる国とかでしょ」
「そうよね」
「ゲーム内の設定でね」
「それでそのゲームを売りにして」
一華にさらに言った。
「ゲーム自体もね」
「売れ行きに影響するし」
「ギャンブルで儲かるのって」
「親よ」
その立場の者だというのだ。
「そうしたものよ」
「そうした仕組みなのね」
「誰が人を儲けさせるのよ」
一華は言い切った。
「そうしたことで」
「何かそれ言うとヤクザ屋さんみたいね」
「だからヤクザ屋さんもやってたのよ」
「賭場ね」
「それ開いてね」
寺や神社で行っていた、この場所を提供してそこから使用料を貰うそれが寺や神社のいい収入になっていたのだ。
「やってたのよ」
「あれよね。ヤクザ屋さんって元はね」
かな恵も言ってきた。
「そうした賭場とかテキ屋さんとか」
「そっちからはじまってるのよね」
一華も応えた。
「そうなのよね」
「日本じゃね」
「世界的には色々あるけれど」
「あとお仕事の斡旋とかね」
「山口組とか呉のヤクザ屋さんとかそうだったしね」
「大体そうしたところからはじまってるのよ」
日本のヤクザ稼業はというのだ。
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