第十幕その三
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「年四回もね」
「採ることが出来て」
「皆いつもお腹一杯食べられるね」
「そうなの。それでお仕事が順調なのは」
このこともです、オズマはお話しました。
「人手が多くて牛や馬、トラクターなんかも充分だから」
「それでだね」
ジャックが応えました。
「この通りだね」
「順調にね」
ジャックに笑顔で応えました。
「拡大していっているのよ」
「そうなんだね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「このままいけばね」
「暫くしたらだね」
「開拓も開墾も終わるわ」
その両方がというのです。
「そうなるわ」
「驚く位の速さで進んでいるけれど」
「今お話した理由でね、しかもね」
「しかも?」
「皆日の出から夕方までしっかり働いてくれてるでしょ」
「日の出と一緒に起きてね」
「ご飯をしっかり食べて」
朝ご飯をというのです。
「そしてね」
「力をみなぎらせて」
「お昼もそうして」
しっかり食べてというのです。
「頑張ってくれているから」
「だからだね」
「もうね」
それこそというのです。
「ジャックの言う通り驚く位ね」
「速くだね」
「進んでいるのよ、しかも皆楽しんでいるから」
しっかり食べているだけでなくというのです。
「尚更よ」
「人手が多くて馬やトラクターも充実していて」
「勿論他の農具もね」
「そして皆がしっかり食べて頑張って」
「しかも楽しんでだから」
こうした条件が揃っていてというのです。
「だからよ」
「進むのが速いんだね」
「そしてそうした環境にすることがね」
まさにそれがというのです。
「私のね」
「お仕事なんだね」
「オズの国家元首としてのね」
「それが全部出来ているから」
「この通りね」
ジャックににこにことしてお話します。
「出来ているのよ」
「成程ね」
「あとどんな荒地でもね」
そうした場所でもというのです。
「じっくりと腰を据えてね」
そうしてというのです。
「開拓、開墾をしていくと」
「いい田畑になるんだね」
「そうよ、最初はどんな場所でもね」
「努力していけばだね」
「いいものになるの」
「そうなんだ」
「だからね」
それでというのです。
「諦めないことよ」
「どれだけ荒地でも」
「そもそもアメリカだってね」
オズの国が影響を受ける外の世界のこの国はというのです。
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