暁 〜小説投稿サイト〜
自由に創る。世界は私を縛れない
3話 友人

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「次は友達をつくろう!」

 ……決して虚しくなんてない!字面だけ見れば虚しいと思うだろうけど!
 私がたくさん友達をつくって喜べば、"現実側の私"も喜ぶ。ここで面白い友達を創れば、現実で友達を失った向こうの私も元気になるだろう。

 つまり!虚しくない!これは人助けなのである!

「いでよー!私のともだち!」

 ______シーン。
 辺りが静まり返る。少し待っても、目の前に友達が出てこない。

「あれ、なんか間違えて……あ」

 とんでもないことに気づいてしまった。やばい。
 今、確かに私は姿がある友達が出てくるように祈った。だけど、呼んだだけで、どこに湧いたかがわからないのだ。目の前に現れろ!っていうのを忘れた。

 ……ヴォイドは無限に広がっているのに。

「ごめーーーん!!!!どこだー私のともだちーーー!?!?!?」
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