第七十六話 愛国心その十三
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「聞かないことね」
「そうするといいわね」
「日本を好きになってちゃんと皇室も自衛隊もね」
「北朝鮮と比べるとね」
「どう見てもずっといいし」
「そうした常識位ないとね」
「駄目よね、今回の合宿色々あったけれど」
それでもと言うのだった。
「お酒も飲んで」
「こうしてね」
「そうしたことがあらためてわかったってね」
「いいことよね」
「そう思うわ、そうした意味で江田島に来てね」
「よかったわね」
「本当にね、革命とか言うより」
ここでも酒を飲みつつ話した。
「こうしたところに来てね」
「勉強することよね」
「その方がずっといいわよ」
「そうしたら大切なことがわかるわね」
「それもかなり大切な」
かな恵にこう言い加えた。
「ことよね」
「そうよね」
「だからそんな人のお話聞いたり本読むより」
「こうしたところに来てね」
「お勉強することよ」
「そうしたら人生の大切なこともわかるし」
「愛国心が実際はどんなものかもね」
自分の生まれた国に対するそれがというのだ。
「そうなるから」
「いいわよね」
「ええ、本当にね」
こうかな恵に話した、そしてだった。
ウェールズの娘は酒を飲むことを止めてかな恵に言った、もう泥酔しきっておりの顔での言葉だった。
「もうね」
「これでよね」
「私飲まないから」
「限界なのね」
「ええ、これ以上飲んだら潰れるから」
「じゃあこれで止めて」
「お布団に入ってね」
そうしてというのだ。
「寝るわ」
「そうするのね」
「ええ、かな恵ちゃんどうするの?」
「もう私もね、帰ったら暫く禁酒だからここで思い切り飲んだけれど」
「もうよね」
「これ以上飲んだら潰れるから」
かな恵もというのだ。
「だからね」
「飲むの止めるのね」
「そうするわ」
こう言ってだった。
かな恵も飲むことを止めた、そうして。
宴会場を後にして歯を磨いてから寝た、翌朝大浴場で汗をかいて酒を抜いてだった。
ホテルを後にする準備を友人達と共にして実際にだった。
ホテルを後にした、それは他の者達も同じで皆合宿を終えて神戸に帰りそちらでの夏休みに戻ったのだった。
第七十六話 完
2023・3・1
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