第七十三話 態度が少しその三十九
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「実はね」
「最初南海で」
「それでダイエーでね」
「今はソフトバンクですね」
「親会社さんが代わっていってるわね」
「それでずっと応援していきたいですね」
チームへの思い入れも言いました。
「是非共」
「一生?」
「そうしていきたいです、将来神戸に住めなかったら」
「?何で神戸?」
そこが気になりました。
「どうしてなの?」
「それはおいおいお話出来ましたら」
「神戸って私の実家がある場所だけれど」
そこがえらく気になりました。
「何でかしら」
「ですからおいおい。それで神戸じゃなかったら」
何か上手にけむに巻いてまた言ってきました。
「長崎か福岡に住みたいですね」
「九州ね」
「それでホークスを応援していきたいです」
「そこまで思っているのね」
「そうです、クライマックスで勝てなくても」
ホークスは何故かそうです、不思議なことに。
「僕は応援していきます」
「そうしていくのね」
「もう球団がなくならない限り」
そうでないと、というのです。
「応援していきます」
「球団がなくなるって」
「もうトラウマになりますよ」
私にこう言ってきました。
「本当に」
「そうしたことがあって」
「もう近鉄なくなりましたからね」
「だからホークスファンになったし」
どうも新一君にとってのトラウマの一つになっているのだと思いました、応援しているチームがなくなったことは。
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