二話
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」
少し間を置き言葉を選ぶように
「私には自分の天下が似合わないと思っただけだ」
と言ってのけた
「あなた変わり者だと言われない?」
「よく言われたよおかげで友人と言えた人は二人しか居なかったぐらいだ」
そう言って笑った如水に華琳はからかうように
「なら、私が三人目になってあげようかしら」
と軽やかな声でそう言った
「それはとてもありがたいが、私には荷が重過ぎるので辞退させてもらおう」
「なぜかしら」
華琳は答えが解っていながら問いかけた
「君の様な人には恐らく真の友と言える者は今の世で生きていたら殺しあってしまうだろうからな。ちょうど劉邦と項羽の様に」
そういって如水は部屋を去って行った
一人になった華琳は去り際の言葉を思い出し
「あの男にそこまで買われているとわね。いいわ見せてあげましょうこの曹孟徳の覇業を」
と言って笑った。
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