暁 〜小説投稿サイト〜
博士の挑戦状
第三十八話

[8]前話 [2]次話
             第三十八話  牡蠣ももみじ饅頭も
 博士は広島から帰ってだ、小田切君にお土産を出してから話した。
「広島もじゃ」
「美味しいんですね」
「ヤクザ屋さんは十人殺してきた」
 実に素っ気なく言った。
「それでじゃ」
「広島焼きにですね」
「福山のラーメンとな」
「海の幸もですね」
「当然牡蠣もじゃ」
 これもというのだ。
「食って来た」
「ああ、広島も牡蠣ですしね」
「大阪も有名であるが」
 それと共にというのだ。
「あっちもな」
「有名ですね」
「それでじゃ」
「牡蠣もですか」
「召し上がられたんですね」
「そうしてきた、それでじゃ」
 小田切君に笑顔で話した。
「お土産にもしたが」
「もみじ饅頭もですね」
「しこたまな」
 まさにというのだ。
「食ってきてな」
「お土産にもですか」
「持って来た、存分に食ってくれ」
「わかりました、じゃあいただきます」
「普通のものにな」
 餡子のもみじ饅頭にというのだ。
「チョコやカスタードもな」
「あるんですね」
「一通りのじゃ」
「もみじ饅頭買ってきてくれましたか」
「それをじゃ」
 まさにというのだった。
「楽しんでくれ」
「じゃあそうさせてもらいます」
「お茶も入れてな」
「チョコやカスタードだと紅茶とかがいいですね」
「そうであるな」
 博士もそれはと応えた。
「では楽しんでくれ」
「そうさせてもらいます」
「ではわしは今から広島焼きを焼いてな」
 自分でとだ、博士は話した。
「ビールをじゃ」
「楽しまれますか」
「そうする」
 こう言ってだった。
 博士は実際に自分でお好み焼きを焼いた、そのうえでビールも出して飲んで食べて楽しんだのであった。


第三十八話   完


                  2023・2・17
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ