第九幕その九
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「いいわ、それにね」
「それに?」
「寝ることもね」
そちらもというのです。
「凄く気持ちよくて楽しいから」
「いいんだね」
「いつも言ってるでしょ」
「そうだね、それじゃあね」
「ええ、お布団に入って」
「寝るね」
「そうするわ」
まさにというのです。
「今夜もね」
「気持ちよくだね」
「是非ね、それじゃあね」
「また明日だね」
「そうさせてもらうわ」
こう言ってでした。
オズマと恵梨香達は枝豆とお酒が終わったところでお布団に入りました、教授も同じです。そうしてでした。
皆ぐっすりと寝て翌朝にでした。
朝ご飯を食べてから南瓜畑に行って朝露に濡れている南瓜自体やその葉、蔓等を見てです。オズマはジャックに言いました。
「朝露もいいわね」
「きらきらしていてね」
「それだけでね」
それが植物にあるだけで、です。
「凄くね」
「いいよね」
「そう思うわ」
こうジャックに言うのでした。
「これは朝早くでないとね」
「観られないからね」
「ええ、気持ちよく寝てね」
「そうしてだね」
「朝ご飯を食べて」
そうしてというのです。
「そしてね」
「朝露を見ることも」
「素敵よ、ずっと起きられて食べる必要のない身体もいいけれど」
「眠れて食べることが出来る身体もだね」
「いいわよ」
「どちらの身体でもだね」
「私はそう思うわ」
その様にというのです。
「思うわ。それぞれの身体でね」
「いいものだね」
「それぞれ違うよさがあるのよ」
そうだというのです。
「これがね」
「そういうことだね」
「ええ、じゃあ今日もね」
「楽しいお仕事をだね」
「しましょう、帽子も被ってるし」
オズマはもうギリキンの服を着ています、恵梨香達もそれは同じで紫の服にブーツに帽子という格好です。
その鍔に錫が一杯付いた紫の三角帽子に右手をかけてです、オズマはまた言いました。
「働きましょう」
「似合ってるよ」
「そうかしら」
「凄くね、可愛いよ」
「有り難う、そう言ってもらえたらね」
オズマはジャックににこりと笑って応えました。
「私もね」
「嬉しくなってだね」
「お仕事がね」
まさにこれがというのです。
「尚更ね」
「精が出るね」
「そうなるわ」
まさにというのです。
「だからね」
「今からだね」
「頑張っていくわ」
こう言ってです。
オズマも皆も農作業をはじめます、そして。
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