第九幕その七
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「本当にオズの国には病気がなくて何よりだよ」
「そうよね」
「お医者さんはいるけれどね」
それでもというのです。
「健康チェックが主な仕事で」
「その健康もね」
「悪い人はいないよ」
「あくまでどの位健康か診るだけだから」
「そうだよ、けれどね」
「外の世界だとね」
「病気もあって疫病もだよ」
こちらもというのです。
「存在していてね」
「それでよね」
「天然痘もあったけれど」
「あの病気は本当に大変だったそうね」
「世界中で何度も流行して」
そうしてというのです。
「大変なことになったよ」
「そうだったわね」
「だからね」
それでというのです。
「予防接種はだよ」
「外の世界では絶対ね」
「そうだよ、そうしたことをお話してくれる外の世界の人もいるね」
「ええ、何かとね」
「天然痘にしてもね」
「なって大変だったって」
実際にというのです。
「それで治ってもね」
「お顔があばただらけになってだよ」
「大変だったって」
「そうしたものだからね」
「天然痘も予防接種で罹らない様になって」
「牛痘でね」
「そう考えたら」
オズマは言いました。
「外の世界では予防接種は絶対で」
「我々もだよ」
「オズの国でもね」
「このことをしっかりと頭に入れて」
そうしてというのです。
「政治にも活かすべきだね」
「そうよね」
「外の世界のことを知ることはとても大事なことだよ」
かかしもオズマに言います。
「全く無関係でもないしね」
「ええ、普通は行き来出来ないけれど」
オズマはかかしにも応えました。
「それでもね」
「恵梨香達の様にだよ」
「行き来している子達もいるし」
「そもそもドロシー達だってね」
「そう、外の世界から来ているわ」
「だからね」
「外の世界のこともね」
オズマに言うのでした。
「知っていこうね」
「これからもね」
「そうしていって」
かかしはさらに言いました。
「政治にもだよ」
「活かしていかないとね」
「オズの国はアメリカの影響を受けるしね」
このことは樵が言いました。
「だからね」
「それでよね」
「そう、本当にね」
まさにというのです。
「しっかりとだよ」
「オズの国は外の世界と関係があるわ」
「だからこそ学ばないとね」
「いつもね」
「そうすべきだよ」
「本当にそうね」
「学べば」
そうすればというのです。
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