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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
プロローグ
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男たちだ。正直言って気持ち悪い。
 俺は吐き気を抑えながらそいつらに近付く。

「おい」

 俺が声をかけると、男たちの視線がこっちに向けられた。

「何だお前、変な格好しているけどどこの組だ?」
「どうでもいいな、そんなことは。それよりも嫌がっているんだから開放してやってもいいんじゃないか?」

 その言葉にやはり拒否を示す男たち。まぁ、そうだよな。

「仕方ないな」

 途端に一人の男が倒れ込む。簡単に言うと気絶させたんだが。

「て、テメェ!!」
「勝てると思っているのか?」
「や、やっちまえ!!」

 言わずもがな。1分を過ぎた辺りで全員が倒れた。
 騒ぎに巻き込まれないようにその女の子の手を引き、適当な場所で置いて行く。

「あ、あの―――」
「……何だ?」
「その……ありがとう……」
「気にするな。ああいうのは嫌いなだけだ」

 そう言ってどこかに行く。別にお礼を言われる筋合いはないんだけど。
 ISが出てからというもの、言葉に表すことができない事件がよくある。大抵が気取った女なら別に自業自得だろというコメントだけで済むものだが、そんなことをしそうにない女―――特に大人しめの方が多いのだ。
 そしてさっきの女の子もそれに該当するだろうと思い出した俺は少しばかり心配になり、バレないように人に紛れて観察すると、ちょうど連れの女の子と会ったみたいですぐに安堵した。
 だが俺のことを別の方で見る人間がいた。ボディーガードか何かだろうか。ここはそのまま去っていった方がよさそうだろうな。……途中で適当に何か書いておくか。





 ■■■





 ………なんだろうな、ここは。
 そう思いながら変なところに着いた。さっきからしつこく追ってくる気配は撒いたが、逆に道がわからなくなっていた。……要するに、迷子だ。

「なになに? 『IS適性試験―――男性操縦者発見のためにご協力ください』?」

 そういえばと、ふと頭にあるニュースが浮かんだ。
 以前のことだが、ISを動かした男が出たと聞く。それのために何日もかけて男のIS適性を調べようとしているのだろう。

(まったく、ご苦労なことだな)

 俺はそう思ってその場から離れようとしたのだが、

「―――あ、君! 試験を受けにきたんだね! いいからこっちに―――」

 何故か男に腕を引かれてIS試験会場とやらに入った。
 確かに軍事力となるIS操縦者が増えれば嬉しいだろう。
 俺は名前を書き、そのままさっきの男の人に付いていく。さすがに手は離してもらった。
 そしてとうとうISが置かれている場所に着いてしまった。

(……確か、触れるだけだったよな?)

 そう思ってそこにある日本産第
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