暁 〜小説投稿サイト〜
転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
サイヤ人編
第六話 頼みの綱を手繰り寄せて。
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
野郎だ。だが残念だったな。時間稼ぎもむなしくこの俺に見つかってしまったわけだからな。」

(ちくしょう…あと少しで溜まるってのによ…)

「残念だったな、カカロット。死ねい!!」
ベジータは二本指で細いが殺傷能力の高い光線をカカロットの心臓に向けて放った。

(ちくしょう…体が動かない…)
ワサビは今までの蓄積したダメージが大きく、視界がぶれ、動こうとしても動くことができなかった。
それだけではなく、気を抜くと意識が飛びそうなぐらい疲弊していた。
淡い希望を持ちバーダックの方に目を向けるが、先ほどの衝撃でバーダックは気絶してしまっていた。

(ここで全滅するのだけは論外だ…予測すらしていなかった。元気玉なしであいつを倒すことはできない。ベジータが大猿になれない状況にしたのが大きなミスだったのか…動け…俺の体…)

しかし、現実は非常で光線は悟空の心臓目がけ接近している。

そしてその光線は悟空の心臓を貫く…














ことはなかった。

「ダァァァァァァ!」
現れたそいつは光線を殴り軌道を変え弾き飛ばした。

「悟飯!!」
悟空は自分の息子の名を呼ぶ。

「お父さん。ここは任せて。」
そういって、悟飯はベジータをにらみつける。

(悟飯は怒りに震えていた。こいつらが来なければ、ヤムチャ、チャオズ、天津飯、そして自分を庇って亡くなった、尊敬する師匠ピッコロ、皆が死ぬことは無かった。そして、ワサビ、バーダック、お父さんをここまでボロボロにしたベジータを許せなかった。敵を討ちたいと思っていた。それらが悟飯の逆鱗に触れ、
気を大きく増幅させる。
戦闘力は今ここにいる誰よりも大きく膨れ上がった。)

悟飯は空を飛びベジータに距離を詰める。そして懐へと潜り込み腹に強烈な乱打を入れる。
ベジータが血を吐いた。構わず悟飯はベジータを上へ蹴り飛ばし、背中側に回って地面に両手でたたきつける。
「魔閃光!!」

怒りの一撃がベジータを襲う。戦闘服はズタボロに破壊され、傷も深くなっている。
が、悟飯も気を使い果たしたようで、お互い息を上げて立っていた。

「このクソガキが!!貴様だけは簡単に死なさんぞ!」
ベジータはガキにここまでひどくやられて、怒髪天に達していた。

「逃げろ!!悟飯!!」
悟空は叫んだ。

「黙っていろカカロット!!こいつを殺した後はすぐにお前を殺してやる。」

「悟空!まだ溜まらないのか?」

「まだだ、これじゃ奴を倒せない!!」

「そこで息子が死ぬのを黙ってみていろ!!」
ベジータは悟飯に手をかけようとした。

その瞬間、
「悟飯!!目をつぶってろ!!」そんな声が聞こえてきた。
悟飯は言われた通りに目
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ