第四十章
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、啓太郎のところに帰るじゃないのか」
「沙耶のところに行って来る」
彼は答えた。
「あいつも流星塾の生き残りだからな。話したいことがある」
草加は一旦彼等と別れた。そして三原も。
「ちょっと保育園に寄る」
「御前もか」
「少しだけな。里奈のところへ」
「御前の帰る場所だな」
「そういうことだな」
彼もまた一旦別れる。黒衣の青年とスマートレディがそこにいた。
「貴方も戻られるのですね」
「少しな」
青年に答える。
「貴方の戻る場所は」
「それは今そこにあるさ」
「ですか」
青年は彼の返事に頬を緩めさせる。見れば前から真理と啓太郎が来ていた。
「俺はこれからも戦わなくちゃいけないだろうがな。それでも」
微かに笑みを浮かべながらの言葉になっていた。彼は真理と啓太郎を見て笑っていた。
「帰る場所があるってのはやっぱり有り難いな」
そう言って二人のところへ歩いていく。彼は長い戦いの中で自分を支えてくれる者達に向かって歩いていく。その先には笑顔があった。
仮面ライダーファイズ 小さな星の話 完
2007・2・16
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