第十九章
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「いや、こうした風呂もな」
「いいだろ」
五十嵐も笑顔で応えた。
「身体も心も奇麗になってな」
「そうだよな」
「息子も喜んでいるしな」
尾上も笑顔で言ってきた。
「こうした昔ながらの銭湯もいいな」
「サウナもあるしな」
ユーリはこちらの風呂の話もした。
「丁度いい」
「ああ、そういえばユーリさんって」
さくらはユーリがサウナと言ったのを受けて言った。
「キエフ公国の人で」
「あちらはサウナだな」
「今じゃそうですよね」
「俺は剣だがな」
その本体はというのだ。
「しかしな」
「それでもですね」
「やはり風呂はな」
こちらはというのだ。
「第一はな」
「サウナですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「こちらだ」
「そうですよね」
「それでだ」
ユーリはさらに話した。
「サウナもあるとな」
「嬉しいんですよね」
「ずっと風呂に入らないということもだ」
神代は真面目な顔で言った。
「剣士としてよくないな」
「身だしなみも整えないとならない」
大秦寺もそれはと言った。
「やはりな」
「その通りだ」
「服を着替えだ」
「身体も清めることだ」
「そうだ」
まさにと言うのだった。
「それが大事だ」
「私も同感だ」
「しかしこの銭湯色々整ってるよな」
緋道はこのことを言った。
「昔ながらの様でな」
「いや、これでもなのよ」
花が答えた。
「ここは本当にね」
「昔ながらのか」
「お風呂屋さんなのよ」
「そうなんだな」
「そしてそれがね」
花は緋道にさらに話した。
「ウリにもなっているのよ」
「この風呂屋のか」
「そうなのよ」
「成程な、そうなんだな」
「いや、お風呂上がりの牛乳もいいな」
富加宮は瓶のそれを飲んで言った。
「二杯目も飲みたい」
「じゃあおかわりですね」
牛島が笑顔で応えた。
「それでは」
「ああ、貰えるか」
「はい、僕もいただきますし」
「それじゃあな」
「訓練をしてお風呂に入って」
玉置はしみじみとして言った。
「その後でこうするのっていいですよね」
「全くですね」
新堂もそれはと応えた。
「僕もそう思います」
「新堂さんもですか」
「はい、そういえば貴方達は最初三人で」
「今は二人でして」
玉置は花を見つつ話した。
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