暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
AXZ編
第151話:神の再現
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を次々始末。
一方頭にサッカーボールを喰らった管理者は、流石に気絶はせず痛む頭を擦りながらも自分の邪魔をしたステファンに怒りの目を向けた。
「アイツ……!?」
ステファンに目にもの見せてやると、アルカノイズの召喚結晶を取り出す管理者。しかしそのこめかみに、ウィザーソードガンの銃口が突き付けられる。
「おっとぉ? 俺が居る事を忘れて無いかアンタ?」
「いっ!?」
「俺の要求、分かるよな?」
ただの人間にこの距離でどうこうするのは不可能な話。もし仮にこの管理者が武術の達人であればまだ抵抗できただろうが、私腹に肥えた腹を抱えるこの男はとてもそうは見えない。
結果、男は力無く項垂れ大人しく颯人により拘束された。
「はぁ、はぁ、はぁ……あぁっ!?」
人質だった少女を連れて逃げる事には成功したステファンだったが、その彼の前にアルカノイズが1体姿を現す。戦いのどさくさに紛れてはぐれた個体が偶然彼の前に出てきたのだろう。せっかくここまで逃げれたと思ったのに、目の前に出てきたアルカノイズに足を止めるステファンと少女。
しかしそれも素早く彼の前に躍り出た透により事なきを得る。透はステファンの横を通り抜けると、そのままアルカノイズを切り刻み彼らの身を守った。
透はアルカノイズを倒すと、まだ固まっているステファンに近付き彼の頭を軽くポンポンと叩いた。人質を助ける為に勇気を振り絞った事と、子供なのに危険を冒した事への軽い叱責の為だ。
ステファンも何となくだが手放しに褒められている訳ではない事が分かるのか、それとも子供扱いされている事が恥ずかしいのか口を尖らせて押し黙る。
ともあれこうして化学兵器プラントに関連する騒動は幕を閉じるのだった。
しかし……彼ら、特に透とクリスにとっての苦難は……ここから始まるのだがその事をまだ彼らは知らなかった。
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