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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
AXZ編
第151話:神の再現
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「や〜だ、ちょこまかしてる上に鬱陶しい!」
「だったらこれで動きを封じるワケダ」
次々と姿を現すアルカノイズ達。ガルド達はそれを迎え撃ち、朔也とあおいを安全な場所に退避させた切歌と調の力も借りてその数を減らしていった。
「……ん!? あのデカ物は?」
そこでガルドがある事に気付いた。巨大蛇、ヨナルデパズトーリの姿が何処にもない。あの巨体をどこに隠したのかとアルカノイズを吹き飛ばしながら周囲を見渡していると、突如マリアの足元が吹き飛びそこからヨナルデパズトーリが姿を現した。
「「「マリアッ!?」」」
あのままではマリアが危険だと、ガルドと切歌、調の3人が大きく跳躍しマリアに食らい付こうとしているヨナルデパズトーリの顔に大技をお見舞いする。ガルドは砲撃、調は合体させたヨーヨー、そして切歌は何枚もの鎌を飛ばした。
マリアの方も何もしない訳では無く、ギリギリで届かなかったヨナルデパズトーリの口が閉じた瞬間それを足場に大きく飛び退避。それと入れ替わる様に3人の攻撃が直撃し蛇の顔が爆炎に包まれる。
その光景に下から見ていた朔也とあおいは勝利を確信した。
「決まった!」
先程ガルド1人の攻撃では軌道を逸らすのが精一杯。だが逆に言えば彼1人で軌道が反らせるなら、3人の力が合わされば倒せない事は無い。そう思うのも当然であった。
「――――等と思っているワケダ」
しかし、彼らの期待は裏切られる。煙が晴れた時、そこには全く堪えた様子もなく赤い目を彼らに向ける蛇の姿があった。
「効いてないッ!? ノイズと同じ、位相差なんとかデスかッ!」
「だとしたら、シンフォギアの攻撃で調律できたり魔法が効かないのはおかしいッ!」
「ダメージを減衰させているのなら、それを上回る一撃でッ!!」
こちらの攻撃が効いていない事に、マリアは何らかの方法で受けるダメージを減衰させていると判断。その減衰が追い付かないレベルの攻撃をお見舞いしようと、何本もの短剣を取り出しそれを回転させ自信を中心に巨大な竜巻となって突撃した。
刃の嵐により生み出される竜巻。連続して切り刻まれるこの攻撃なら、ダメージの減衰も間に合わないだろうと言う判断だ。
[TORNADO†IMPACT]
ヨナルデパズトーリはマリアの生み出した竜巻を正面から受け止めようと食らい付くが、山をも削れそうな一撃を止めることは叶わず顎が外れた様に口を大きく開けながら体を弾き飛ばされる。
そこで遂に耐久値の限界が来たかのように光に包まれるヨナルデパズトーリ。だが次の瞬間起こった事は、ガルド達の理解を超えていた。
そのまま光と共に消えるかと思われた時、まるで写真か映写機のフィルムを並べた様にヨナルデパズトーリの姿が幾つも並んで
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