第八十三部第五章 謎の兵器の正体その二十四
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「四兆の人口でもです」
「まだまだですね」
「人口密度は希薄ですらありますね」
「そう言っていいですね」
「文字通り天文学的な数字の人口を養えます」
二千億の星系そしてその周りの宇宙空間でだ。
「資源も無限とまで言っていいです」
「まさにその通りですね」
「隕石にも多くの資源があります」
「惑星や衛星にあるものだけでなく」
「そしてアステロイド帯もです」
「あれもまさに資源の山です」
そう言っていいというのだ。
「連合は資源が豊富です」
「資源がそのまま豊かさにつながりますし」
「そう思いますと」
「実にですね」
「連合は人口が多く」
「豊かな国ですね」
「そう言っていいですね」
「左様です、その中で民族問題や独立運動があれば」
その際はだ。
「本気で国家を建国したいのなら」
「中央政府に申請し」
「そして認めてもらい」
「新国家を建国ですね」
「そうすればいいですね」
「実際にそうして多くの国家が建国され」
そうしてというのだ。
「連合は今三百以上の国家が存在しています」
「ケベック等独立して新たな星系を提供してもらい」
「そしてですね」
「今に至りますね」
「連合は」
「そうです、そして独立運動や民族問題による内乱も防いでいます」
ここには宗教問題も入っている、宗教的にその国家と相入れることが出来ず独立を考える場合もあるのだ。
「その場合もです」
「ごく普通にですね」
「独立をしてもらって」
「火種となるのを防いでいますね」
「彼等の目的を適えて」
「地球にあった頃は無理なことでした」
独立運動等の解決に新たな領土を提供することはだ。
「しかし銀河の時代は違います」
「何しろ星系が多いので」
「その為にですね」
「住む場所も資源も提供出来るので」
「それで、ですね」
「そちらでの戦争の危険もないです、連合はとかくです」
八条は明るい声で話した。
「戦争からは縁のない国家です」
「資源も土地もあり豊かで」
「経済活動も活発で」
「そして法的に整備も整えられている」
「その為にですね」
「戦争は生きる為に行う場合が大抵とも言われていますが」
八条はこうも話した。
「今の連合は違いますね」
「普通に四兆の市民が生きられますね」
「それも豊かに」
「これまでの話通り資源は豊かです」
「そして食べものも豊富です」
「当然水もです」
水資源もというのだ。
「それもあります」
「それならですね」
「連合としてはですね」
「戦争をする理由がないですね」
「これといって」
「そうです、ですから国家間の戦争や内戦もなく」
豊かであり生きられるからだ、人間満ち足りていれば生きる為に奪い合うこともすることがないというのだ
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