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仮面ライダーファイズ 小さな星の話
第三十七章
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王がいた。
「あいつがか」
 草加はその王が立っているところを見て乾に声をかける。
「そうだ。あいつだ」
「あいつこそがオルフェノクの王」
 乾だけでなく三原も応える。
「あいつを倒せばまず今までの戦いは終わる」
「少なくともオルフェノクは、か」
 草加はそれを聞いて呟く。
「まずは決着をつけるか、それで一旦は終わりだ」
「よし!」
 乾が声をあげる。三人は同時に携帯を出す。

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