第九幕その三
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「この水田でも作っているのよ」
「あぜ道に植えて」
「そうしているね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのです。
「沢山作っているのよ」
「そしてそのまま食べたり」
「お菓子に使ったり」
「お豆腐とかにしたり」
「あとお醤油やお味噌にもなるね」
「だから凄くいいのよ」
大豆はというのです。
「小豆も作ってるけれどね」
「そちらもだね」
「ちゃんと作ってるね」
「お米にお豆があれば」
この二つが揃えばというのです。
「かなり違うわ」
「その二つがあれば」
「それだけでね」
「だから水田を開拓したら」
そうしたらというのです。
「絶対にだよ」
「あぜ道に大豆を植えて」
「沢山作ってるね」
「そうしているのよ。枝豆もいいでしょ」
オズマはこちらもと言うのでした。
「そうでしょ」
「枝豆いいですよね」
恵梨香は枝豆と聞いて笑顔で応えました。
「ずんだ餅に使うだけでなくて」
「そのまま食べてもいいわね」
「はい、凄く」
「それだけでね」
枝豆があればというのです。
「おつまみにもなるし」
「お酒の」
「大人の人はよくね」
「枝豆をおつまみにして」
「よくお酒を飲むのよ」
「私の親戚の人でも多いです」
恵梨香はオズマに笑顔で答えました。
「それとお酒で」
「よく楽しんでるでしょ」
「はい」
「それと一緒なのよ」
「枝豆はですね」
「あればね」
それだけでというのです。
「皆が楽しく食べられて」
「おつまみにもなって」
「凄くいいから」
それ故にというのです。
「ここでもね」
「大豆を沢山作って」
「他のことにも使ってね」
「枝豆も作ってるんですね」
「そうしているのよ」
「そうですか」
「だから貴方達もね」
恵梨香達五人もというのです。
「沢山食べてね」
「実はもうです」
「そうしています」
「楽しませてもらってます」
「よくいただいています」
「夜にも」
「そうなのね、じゃあ今夜もね」
オズマは五人の返事を聞いて笑顔で応えました。
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