暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーファイズ 小さな星の話
第三十五章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
させた。それがまず村上を退ける。
「むうっ!」
「これで!」
 村上がのけぞった一瞬の隙を逃さない。そのまま攻撃に入る。
 剣から光を出す。今その刃で村上を切り裂いた。
「うおおおおおおおっ!」
 村上を青白い炎が包む。同時にオーガの紋章が現われた。
「くっ、ここまでやるとは」
 村上は人間の姿に戻って木場を見据えてきた。彼はまだ目を死なせてはいない。
「貴方の力かオーガの力か」
「俺の力でもオーガの力でもない」
 木場は村上の言葉に応えて言う。
「これが人間の力だ。オルフェノクの力と同じなんだ」
「人間とオルフェノクは同じですか」
「姿を変えられるだけだ」
 木場はまた言う。
「それだけなんだ。その心は同じなんだから」
「ふふふ、貴方はそういう考えになったのですか」
 村上は彼の言葉に笑う。しかしそれを聞いても木場は動じない。
「だから俺はもう迷わない。結花のことも乾君のことも」
「ならばいいでしょう」
 村上はその言葉を打ち消さなかった。だからといって彼はそれを肯定もしないが。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ