第83話 鉄機隊
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ょっと貴方達!筆頭である私を置いて話しを進ませないでくださいまし!」
「デュバリィ、貴方に任せていたら話が進まないわ」
「マスターを待たせる気か?」
「うっ……申し訳ありませんわ」
二人に噛みつくデュバリィだったがマスターと聞くとさっきの怒りが嘘のようになくなってしまい落ち着いた様子を見せる。
「コホン……つまり私達の目的はリィン・クラウゼル、貴方の実力を測るためですわ!」
「俺の?」
「ええ、忌々しいですがマスターは貴方に強い興味を持っていますの。故に貴方の実力を確かめたいと言われたのでわたくし達が来たというわけですわ」
「なるほど……」
俺はデュバリィの何故かドヤ顔を浮かべ言うその言葉に溜息を吐く。また変な奴に目を付けられたのか……
「リィン・クラウゼル!貴方なにを面倒くさそうな顔をしてやがりますの!マスターに目をかけてもらえるなど名誉以外の何物でもないというのに!」
「だから俺はお前達のマスターの事なんて知らないんだって……」
デュバリィは余程そのマスターを慕っているようで俺が嫌な顔をしたことを抗議してきた。だが結社に属している時点で猟兵とそう大差ないだろうが……
「まあいいですわ、これ以上マスターを待たせるわけにはいきませんの。私と戦いなさい!」
「……どのみち結社の関係者だろう?捕まえて情報を吐かせてやる」
剣を突きつけてきたデュバリィ、俺も太刀を抜いて戦闘を始めようとするが……
「待て、リィン。私達もやらせてもらうぞ」
「ん、見てるだけなんてごめんだね」
フィーとラウラが俺の前に出た。
「貴方達には用はありませんわ!そこをどきなさい!」
「断る。そなた達の目的がリィンだと分かれば黙ってみている筋合いはない」
「リィンはわたしとラウラが守る。もう見てるだけなんて事はしない」
デュバリィは二人に用はないというが二人は決して譲らなかった。
「ふふっ、良い殺気だな」
「ええ、ただの若い雛鳥かと思っていたけど実際は私達を食い殺そうとする獅子だったわけね」
デュバリィの前にアイネスとエンネアが武器を構えて躍り出た。
「貴方達、今回は……」
「デュバリィ、確かに今回は筆頭であるお前に任せるとは言った。だがこの二人は決して譲らないぞ?」
「私達全員で相手にしてもいいけど今回のマスターの依頼は個々の実力を把握する事……この子達のデータも取っておけば後で役立つと思うわよ」
「……仕方ないですわね、マスターを待たせるわけにはいきませんし」
デュバリィはそう言うと懐から何か紙のような物を取り出した。それを地面に置くと3つの魔法陣が現れる。
「なんの真似だ?」
「これ
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