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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百十三話 文化祭 その15
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オルが落胆のため息を吐く。
「はぁ〜、アルティメットジーニアス学園といえば、国内でも偏差値最底辺のバカ学校だぞ、本当にこんな奴にユメのことを任せても大丈夫なのか?」
「この問題は、山神君だけに任せていい問題じゃないわ、ユメの保護者である私とトオルさんの問題でもあるのよ!」
「悪いが、俺には仕事がある、俺はお前とユメを守る為に仕事をしているんだ、仕事のほかに頭がおかしくなったユメの面倒を見てたら俺は過労死してしまう、そうなったらお前とユメは生活できない、そうだろ?」
「トオルさんは私たち家族と仕事、どっちが大事なんですか?」
「両方大事さ、大事な家族を守る為に、仕事は必要不可欠なんだ!それに、今度の仕事は男として絶対にやり遂げなくてはいけないんだ!」
カナミとトオルの争う姿を見て、ユメが奇声を上げる。
『キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ?』
両手で頭を抑えながら奇声を上げるユメのズボンはびしょ濡れになっていた。
「あ〜あ、ユメちゃん、またやっちゃたのね。交通事故に遭う前は1人でできてたんですけどね...」
すぐにカナミがユメと共にトイレに向かう。
二人の様子を見たトオルが舌打ちをする。
「トオルさん、なぜユメちゃんが先程、あんなことになってしまったのか、わかりますか...?」
「それが、わかったら病院に見放されるわけないだろ、君は家に帰ってちゃんと勉強しなさい、偏差値最低辺校のバカなんだからな!」
「俺はユメちゃんの奇行の原因について言っているんじゃないんですよ、ユメちゃんが先程、ズボンを汚してしまったのは、カナミさんとトオルさんがケンカをしてしまったことが原因だと俺は思っています...」
「君は俺のせいだと言いたいのか!いいか?俺はカナミとユメのために働いているんだ!両親の庇護下で生きている高校生ごときが、大人にえらそうなことを言うな!」
「カナミさんが言っていました、ユメちゃんがおかしくなってから、トオルさんがユメちゃんを疫病神扱いしているって、家族のために一生懸命働ているトオルさんに俺は無理矢理、ユメちゃんの面倒を見ろとは言いません、でも、今のユメちゃんのことをまず、理解する努力を始めてみませんか?サラリーマンの代わりはどこにでもいます、でもユメちゃんの父親はこの世界であなた1人だけなんです、無理強いはしません、すこしだけ考えてみてください...」
「チッ、ガキのくせにえらそうなこと言いやがって!カナミ、とっととメシ作ってくれ!」カナミさんは、室内の壁紙を必死にはがしてるユメちゃんを説得している途中でそれどころではない。
「ちょっと、待って!今、どれどころじゃないのよ!」
カナミさんの大声に反応して、ユメちゃんが大声で泣き始める。
室内にインターホンの音が鳴り響く。
カナミさんが急いで玄関に向かう
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