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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百十ニ話 文化祭 その14
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る部活動が存在するって...」
おそらく、病院でも役所でも対応できず、たらい回しにされたあげく、アルティメットメディアクリエイター部にたどり着いたのだろう。
「ということで、山神君、おにぎりカフェは女子に任せて、アンタはユメちゃんをなんとかしなさい」
「なんとかしろって、いったいどうすればいんですか?」
「ユメちゃんをなんとかしろって言ってんの!できんの?できないの?え!できんの!じゃあおねがいしますからのレッツゴー?」
「勝手に決めてレッツゴーしないでくださいよ?大体、なんで俺だけ、竹田はどうするんですか?」
「見たでしょ?あのスクワット野郎。きのうの夜から寝ずにずっと、あの感じらしいわ、もう手遅れよ、とりあえずネットにさらされてデジタルタトゥーになるまで体液フルバーストしながらでスクワットしてればいいのよ、あんな奴」
こうして、部室を追い出された俺はユメとその母親と共に屋上に向かう。
人気のない屋上の静けさのせいか、ユメは音に反応せずにずっとニコニコしている。
「すいません、俺、あんまりこういうのわからなくて...」
頼りない俺の言葉を、ユメの母親・カナミがなぐさめてくれる。
「いいんですよ、相談に乗ってくれるだけで、助かります、役所も病院も全然、相手になってくれなくって...」
「これは、あくまで俺の個人的な意見ですけど、ユメちゃんの今の状態は時間が解決してくれると思います...」
「もう、1年です...」
「ふぇ?」
「この一年、交通事故で記憶を失いおかしくなってしまったユメは、私をママと呼んでくれません...近所にもご迷惑ばかりかけて、幼稚園も最近、追い出されてしまいました...」
「そ、そうっスか...ちなみに旦那さんは...」
「旦那は仕事のことばかりで、ろくに今のユメと向き合ってくれません...ユメがおかしくなる前はあんなにかわいがってくれたのに...今はまるでユメを疫病神みたいに扱うんです...」
「それは、ひどい...ひどすぎる、まず、カナミさんだけで抱え込まずに、旦那さんにもちゃんとユメちゃんと向き合ってもらいましょう、そして、ユメちゃんのこと、もっと近所の方や周りの人に根気強く説明して、わかってもらいましょう、俺も手伝いますから...」こうして俺はカナミさんとユメちゃんと共に、二人と旦那が済むマンションに向かう。

次回予告 文化祭 その15
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