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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百十ニ話 文化祭 その14
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第三百十ニ話 文化祭 その14
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

文化祭2日目。
意識を取り戻した部長と竹田は今日もアルティメットメディアクリエイター部の部室で、文化祭の出し物であるおにぎり(ブラックボックス)を量産していた。
500円のおにぎりの購入するもよし、それに加え9500円を支払いメイド姿のヨシノの写真撮影するもよし。
このような、悪徳サービス営業が功を奏してか、アルティメットメディアクリエイター部の出し物である、おにぎりカフェはまぁまぁ繁盛していた。
おにぎりカフェに、とある親子が入ってくる。
どうやら母と娘だ。
娘のほうはまだ小さい。
母娘はメイド姿の部長に何やら相談している。
その途中、部室内に充満するお客さんたちの話し声や、カメラのシャッター音に何かを感じとってしまった娘が突然、奇声↓を上げる。
「キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ?」
「こらユメちゃん、急に叫ばないの!」
どうやら娘の名前は、ユメというらしい。
母親の指摘を無視したユメは奇声を上げるのをやめない。
「キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ?」
部長が気の毒そうに、ユメの母親に同情する。
「私の部員にも、いるんですよ、高校生にもなって、いろんな場所で急に叫びだす人...」
部長が言っているのはおそらく俺のことだろう。
なんか悔しかったので、俺もユメと同じく叫んでみた。
『キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ?』
突然叫びだした俺に向かって写真撮影中のヨシノがなぜかキレる。
「うるせーわよ?」
ヨシノの「うるせーわよ?」がツボったのか、写真撮影をしていたマニア達が一斉に、「俺にも『うるせーわよ?』くださいと」要求し始める。
それを聞いた部長が指パッチン。
部長の指パッチンに反応した副部長が募金箱を両手に持って、「うるわーわよ1回3000円」を連呼し始める。
竹田はまだ、出会い系サイトに登録して生まれて初めて金で買ったカノジョ・チュンシクを失ったショックから立ち直れないのか、部室で汗と涙を鼻水を流しながらスクワットをしていた。
とりあえず、部長の話が正しければ、ユメちゃんは交通事故で記憶喪失になり、他人とまともにコミュニケーションできない状態になってしまったらしい。
ではなぜ、わざわざ俺達、アルティメットメディアクリエイター部にそれを相談しに来たのだろうか。
「役所の方がおっしゃっていたんです、この学校に全人類が嫌がりそうなことを無料でボランティアしてくれ
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