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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百十話 文化祭 その12
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ていた、リンカの命を奪わずに竹田を救うことができたこと。
俺は感謝していた、この状況を作るのに尽力してくれた雷光の断罪剣士・フューラーに。
「山上ムサシ、久しぶりだね、ひとつだけ、確認しておきたい。君はまだ、リンカ君を殺すつもりなのかい?」
「いえ、とりあえず、リンカは正気に戻ったようですから...それより、ありがとうござました...俺はあともう少しで、竹田を助けるためにリンカを殺してしまうところだった...」
「悔やむ必要はない、君は自分の大事なものを守る為に、剣を振り上げた、それは君が戦士である何よりの証拠だよ」
フューラーはそのまま気絶した山神ムサシを肩に担いで、校舎へと向かう。
「工藤リンカ、君は疾風の断罪剣士を運ぶのを手伝ってくれ...」
「どうして、私があなたの言うことを聞かなければならないんです?」
「私は君の命の恩人だ、右腕があった部分はコレを着て隠しなさい」
フューラーは気絶したムサシから奪った制服の上着を、リンカに向かって投げる。
「あまり気は乗りませんが、一つだけ聞きたい」
「なんだ?」
「セイバーズが『K国』のテロリストからもらったデータで国際条約で開発が禁止されている『無人殺戮兵器』を生産しようとしているのは本当なのか?」
「セイバーズも一枚岩ではない、人間との共生を望んでいるパブリックモンスター、そうでないパブリックモンスター、様々なのだ...」
「答えになってないな、貴様はどっちなんだ?」
「答える必要はない、一つだけ言うならこれ以上、山神ムサシを刺激するな、生命の断罪剣ライフセイバーがもう一つの力に目覚めた以上、君たちPGS(パブリックガーディアンズ)に勝目はない...」
「なんだと...」
「それは君が身をもって体験したはずだ...工藤リンカ...」
山神ムサシの制服を羽織ったリンカはそのまま何も言わずに、気絶した風見マイカの体を左肩に担ぐ。
校庭に気絶した竹田を放置したまま、フューラーとリンカは校舎へと移動を開始する。
白いローブに仮面の男。
校舎を歩くフューラーの姿を、生徒達がコスプレヤーと勘違いする。
「ずいぶんと目立っているな、それより、どこに向かうつもりだ」
「とりあえず、君たちのアジトである、アルティメットメディアクリエイター部の部室に向かう」
「私は、あの部の部員ではないんだが...」
「なら、なぜメイド服を着用している、しおりにはアルティメットメディアクリエイター部の出し物はおにぎりカフェと記載されているぞ...カフェと言えばメイドだ」
「めちゃくちゃな発想だな、全世界のカフェテラスに謝罪行脚しろ。私は臨時で店番を任されただけだ...そういう貴様こそ、なぜ、文化祭に来た?」
「いかんかね、反政府組織のリーダーで文化祭に来ては?」
右腕を無くした断罪剣剣士
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