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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百九話 文化祭 その11
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」
そして、地面に倒れ伏したリンカの断罪剣ガイアセイバーの切っ先がチュンシクの腹部を貫いていた。
「ごふっ...」
吐血するチュンシクを見上げて、にやりと笑う工藤リンカ。
「ナイスアシストです...山神ムサシ...」
「工藤リンカ...貴様ァァァァァァァァァァァァァァァッ?」
怒りに我を忘れ激高した山神ムサシの生命の断罪剣ライフセイバーが地面にうつむけに倒れている工藤リンカの首元に向かって振り下ろされる。
しかし次の瞬間、俺の体は突如出現した竜巻によって、大木の幹に叩きつけられていた。
そう、竜巻の正体は風見マイカの疾風の断罪剣フーガセイバーの『パブリックハリケーン』だった。
部長が止めてくれなければ、俺はリンカを確実に殺していた...。
校舎から上履きのまま、竹田と部長がこっちに向かって走ってくる、副部長は知らん。
部長が俺の頬をグーで殴る。
「アンタ、さっき本気でリンカを殺すつもりだったでしょ!」
「でも、俺がリンカを助けるために、チュンシクから能力を奪ったせいで、チュンシクはリンカに殺されてしまった...俺はまた、守れなかった...」
竹田が真剣な表情で俺に告げる。
「山神...お前は悪くねぇよ...悪いのは...」
竹田が腹部から大量出血しているチュンシクのもとに歩いていく。
「竹田君...ケガしてない?」
「俺のケガの心配してる場合かよ...こんなに腹から血を流して...どうして俺なんかのために...」
「だって、お金で...雇われた...とはいえ...私...竹田君の...カノ...ジョ...だ...か...ら...」
そう、チュンシクが屋上から校庭に戦いの場所を変えたのは全て、リンカとの戦いに竹田を巻き込まないためだったのだ。
そして、その優しさが今の事態を招いたのだ。
チュンシクのまぶたは開いたまま、閉じない。
チュンシクの死亡を確認した竹田は満身創痍のリンカに馬乗りになる。
竹田が両拳でリンカの顔面を何度も殴る。
リンカが断罪剣を持っていないほうの手で竹田の腹部を殴る。
竹田の全身がふっとばされ、校庭を2回、転がる。
満身創痍のリンカが断罪剣ガイアセイバーを杖代わりにして立ち上がる。
何度も頭部を殴られたショックで我を忘れたリンカが、地面に仰向けに倒れている竹田に向かってガイアセイバーを振り下ろす。
すぐに部長が疾風の断罪剣フーガセイバーで竹田に向かって振り下ろされたガイアセイバーを受け止める。
「アンタ正気なの?相手は竹田君だけど、一応人間なのよ!」
「アイツは私を本気で殺そうとした...処刑する...」
(まずい、頭部の損傷で錯乱状態になってる...)
リンカの蹴りが部長の腹部に直撃する。
気絶する部長。
そして、俺は俺自身の体を駆け巡るリンカへの強烈な殺意と戦ってい
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