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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百七話 文化祭 その9
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第三百七話 文化祭 その9
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
怪しげな出会い系サイトを通じて、竹田はついに『一日だけ』、彼女を作ることに成功した。
文化祭の出し物を放棄して副部長と将棋を打っていた部長は冷やかし目的に、竹田のデートの観察を実行する。
しかし、竹田が怪しげな出会い系サイトで知り合った美少女・チュンシクは、『K国』が軍事利用しているパブリックモンスター、つまりテロリストだった。
俺と部長と副部長はとりあえず、双眼鏡片手に、二人のデートを観察することにした。
こうして、竹田とテロリストのデートが始まった。
竹田が強引にチュンシクの手をつなぐ。
突然、竹田に手を繋がれたチュンシクは顔に驚愕の表情を浮かべる。
「び、びっくりした?で、でも、こっちは金払ってんだよ、だから、手ぐらいつないでくれてもいいよな?いんだよな?」
なぜか手をつないだ後に、チュンシクに鼻息を荒げながら確認する竹田の姿に、俺と部長は戦慄していた。
「山神君さぁ、なによ、このホラー映画」
「いや、ホラー映画のほうがまだマシですよ、今、俺と部長の目の前で繰り広げられている惨状はフィクションじゃありませんからね...」
しかし、次の瞬間、チュンシクは驚愕の表情から一転、頬を赤くする。
「す、すみません、私、実は男の人と手をつなぐの初めてなんで、それでちょっとびっくりしてしいまいました...」
「そ、そうなんですか...男の人と付き合ったことないのに、金目当てに男とデートしてるんですか?」
「名前からわかる通り、私はこの国の人間じゃないんです。もともと『K国』の軍で働いていて、男の人と付き合う時間がなかったんです...」
「『K国』?『K国』って最近話題の『K国』?なんかしょっちゅうミサイル打ってきたりするあの『K国』?サムゲタンにプルコギにキムチのあの『K国』?」
「はい...なんかしょっちゅうミサイル打ってきたり、サムゲタンにプルコギにキムチにトッポギのあの『K国』です」
「え、じゃあ軍隊やめて、エンコ...じゃない出会い系でお金稼いでんの?」
「はい、つい最近、この国にテロリストとして、潜入したんですけど、母国と突然連絡とれなくなってしまって...それで、救援隊が来るまで、どうしてもお金が必要になりまして...それで、このお仕事を始めたんです...」
「て、テロリスト?ほ〜ん、テ...テロリストかぁ...テロリストっておいしいですよね?」
いや、おいしくねぇよ、つーか竹田のやつ、完全に壊れてやがる。
遠くか
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