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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百五話 文化祭 その7
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帯画面にはなにやら、美少女の写真と時間帯と値段が記されていた。
「おい、竹田、これって!」
「そうだ、山神、これはお金を払えば、どんな美少女とでもデートできる出会い系サイトなんだ?」
「そっか、なんか安心した...」
「なんか、腹立つな...」
「それで、これからその人とデートするのか?」
「おう、指定時間まで一緒に文化祭を回る」
「じゃあ、おにぎりカフェは?」
「知らんそんなんの、山神、ブラックボックスを売買するカフェを、この地球の真理ではおにぎりカフェとは呼ばんのだよ...そんじゃそろそろ校門で待ち合わせなんで、俺はこれで」
「竹田ァ!待てよォ!」
「山神ィィッ!俺はァ!俺にはァ!もう、この手段しかないんだよォ!もうすぐ人類が滅びるんだァ!だから、俺はもう、手段を選ばない!大体なんだよ文化祭って、どいつもこいつも男女で仲良く手ぇつなぎやがってイチャイチャしてよォ!ふざけんなァ!格差社会は死ねぇぇぇぇえぇぇッ?」
他者への劣等感に満ちた決意の意思表明を終えた竹田が教室を出る。
俺は急いで部室に戻る。
「部長!大変です!竹田が出会い系サイトで知り合った美少女に大金を払って、指定された時間まで文化祭を一緒に回るそうです!つまりデートです?」
「なるほど、竹田君のやつ、自分がモテないことに絶望して、とうとう禁忌に手を染めたのね...やばい、なんか面白そう...副部長、双眼鏡の準備」
部長はすぐに、副部長と共にメイド服のまま、準備を始める。
「部長...おにぎりカフェはどうするんですか?」
「ヨシノちゃん、あとは頼んだわよ!」
「頼まれねーわよ!おい、ちょっと待てい!」
こうして、俺と部長と副部長は竹田の初デートに一部始終を観察するために部室を出た。

次回予告 文化祭 その8
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