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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百三話 文化祭 その5
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ムサシ...オニギリ...おいしかったわ...」
カルは自分の頭部に当てた拳銃のトリガーを引く。
校舎裏で銃の発砲音が鳴り響く。
カルの死体を前に俺はリンカに質問する。
「カルはどうして、『無人殺戮兵器』のことを俺たちに教えてくれたんだろう...?」
「知らねーよ、そんなの。でも、とにかく、セイバーズは国際条約で開発が禁止されている無人殺戮兵器を生産して、戦争を始めようとしていることだけはわかったわ...」
カルの最後の言葉が俺の脳裏におぼろげながら浮かんでくる。
『じゃあね、山神ムサシ...オニギリ...おいしかったわ...』
死ぬ寸前、カルは笑っていた。
情報漏洩はカルなりの恩返しだったのだろうか?
それを確かめるすべはもうない。
確かなことは、俺はまた、パブリックモンスターを守れなかったということだけだ。
「おかっぱメガネ...」
「工藤リンカだ」
「ヨシノのメイド服姿見たいか?」
「当たり前です、詳細を...」
「教えてやってもいいが、その前に一つだけ条件がある...」
「条件?」
俺はリンカの顔面をグーでぶん殴る。
「これがその条件だ...ついてこい、ヨシノのいる場所に案内してやるよ...」
「ここが学園の敷地内でなければ、どうなっていたか、わかるな?」
「カルは死んだ...でも、まだお前は生きているんだ...それで十分だろ?」
「まぁ、いいでしょう...ヨシノ先輩のメイド姿でチャラです...」
俺はリンカと共に、校舎に戻った。
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