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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第七話 え!?パパが盗られちゃう!?こうなったら……byなのは
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 本日は、休日だったので店に来る客が多く、ウェイトレスとしてリンディが働いてくれた。
 別に休暇の真っ最中なんだから休んでいてくれればいいのに。

 本人は、早めにこの仕事に慣れておきたいとの強い願望であった。

 なのはもリンディに負けないように必死で、俺の作るケーキを真似して厨房で必死にケーキを作っていた。

 出来あがったケーキをなのはに見せられて、クリームが多すぎて生地が見えないイチゴケーキを食べたが美味しかったので褒めてやった。


「お、上手いじゃないか。翠屋の二代目はなのはに決定かな?」

「違うよー、パパ。私とパパの子供が二代目だよ?」


 ははは、パパ苦笑い。

 リンディの目が怖い。
 何だよ、そのゴミを見るような眼は。


 それからも仕事は大忙しで、いつもより客が多くなのはもリンディもヘトヘトになっていた。

 俺が二人に朝作っておいたケーキを持っていき食べさせた。


「はい、手伝ってくれたご褒美。ありがとう」

「え、えぇ。どう致しまして」

「はぅ、パパ、撫でて撫でて!!」

「よかろう、ほれほれ」


 撫でるのではなく、ほっぺをプニプニした。
 最近ではこれがやりたくて堪らなかった。

 なのははくすぐったいのか、きゃははと笑って悶えていた。

 リンディは頬を染めながら、俺たちの事を見つめていた。



 夜になると、リンディとのお別れ会を開いた。

 まぁ、また意地でも来るらしいが、家族そろってのパーティーはきっと楽しいと俺が言ってみんな賛成してくれた。


「と言う事で、おめでとー!!」

「え?何がめでたいのか分からないのだが?」

「え?何何?面白い事?」


 俺となのははリンディに詰め寄る。
 リンディは嬉しそうに口を開いた。


「そりゃ、私と隼人が結婚するからでしょ?」


 ガタタタタ、バタン!と椅子を後ろに蹴飛ばす様に立った俺となのは。

 まだ、結婚するとは一言も言ってないのだが?
 何時の間にそこまで話が進んでたんだ?


「ちょっとまったー!まだ、パパが結婚なんて早すぎるなの!せめて、私が18歳になるまでダメなの!!」

「良いじゃない♪愛と言う物は、自由なのよ」

「じゃあ、私もパパと結婚するー!」

「それは駄目よ!」

「ふぇええ!?どうして!?」

「なのはが隼人と結婚したら、隼人は犯罪者よ?」

「ど、どうしてなの?何か悪い事したの?」

「えぇ、最低の事をね……社会的に殺されるわ」

「大丈夫なの♪そんな事になったら魔法の力で全部消すの!!」

「……。」(うおー、ステーキうめぇ)


 ていうか
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