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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第七話 え!?パパが盗られちゃう!?こうなったら……byなのは
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たが、今ではもう大丈夫だ。
俺もリンディの事が好きだ。
クライドと付き合い始めてからは諦めたが、こうしてまた好きになれた事が嬉しかった。
それと、リンディにはなのはの事を知っている数少ない知り合いで、俺はリンディを信頼しているからこそ全てを話した。
「パパぁ?」
とと、ここで我がお姫様のご登場だ。
なのはは眠たそうに眼を擦りながら厨房へと降りてきた。
リンディもなのはに気付き、なのはの下へと寄って行った。
「おはよう、なのはちゃん」
「うん、おはようなの」
こう見てると、親子の様に見えるのはきっと俺だけだろう。
本当に親子になってくれると、なのはも嬉しいかな?
ちょっと心配だ。
なのはがリンディの事を受け入れてくれるかどうかが。
「なのは、上で顔を洗っておいで、それから一緒に朝ごはんを食べよう」
「わかったの♪洗ってくる♪」
楽しそうに走って階段を上って行くなのは。
転ばないか心配である。
リンディは此方を見ながらクスクスと笑っている。
「何か可笑しな事言ったか?」
どこも可笑しな事なかったよな?
「そうじゃなくて、本当に親子みたいでいっつも仲が良いわよね貴方達」
「親子だよ。なのはの父親は俺だ」
「ふふふふ」
笑うのを止めないリンディ。
どうせ、親馬鹿だとか考えているのだろう。
俺は、なのはが成長するまで親馬鹿で居続けてやる。
「ねぇ、ほんとに話すの?昨日の事」
リンディが俺の隣に来て、話してくる。
「あぁ、なのははなんて言うかは判らないが、俺はリンディと一緒にいたいからな」
あぁ、もう恥ずかしい!!
これからはあんまりこう言うの言わないでおこう。
恥ずかしすぎて死ねそうだ。
「ぁ……え、えっと……ありがとう」
顔を真っ赤にさせたリンディが身体をクネクネさせる。
それが面白くて、リンディの頭に手を伸ばして撫でた。
すると、茹でダコみたいに真っ赤になった。
「ははは、これは傑作だ」
と、笑ってやると。
リンディは怒ってはいないが、此方を睨みつけてくる。
そんな事もやって、俺とリンディはある程度終わらせると上へと登り、リビングのテーブルの椅子に腰を下ろした。
キッチンの冷蔵庫から紅茶を持ってきて、みんなのコップに淹れていく。
今日の朝のメニューはポテトサラダとミネストローネだ。
ミネストローネは昨日の夕飯の残りものだが、朝に丁度いいので食べる事にした。
「いただきます」
「いただきます♪」
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