暁 〜小説投稿サイト〜
【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第七話 え!?パパが盗られちゃう!?こうなったら……byなのは
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たが、今ではもう大丈夫だ。
 俺もリンディの事が好きだ。

 クライドと付き合い始めてからは諦めたが、こうしてまた好きになれた事が嬉しかった。

 それと、リンディにはなのはの事を知っている数少ない知り合いで、俺はリンディを信頼しているからこそ全てを話した。


「パパぁ?」


 とと、ここで我がお姫様のご登場だ。
 なのはは眠たそうに眼を擦りながら厨房へと降りてきた。

 リンディもなのはに気付き、なのはの下へと寄って行った。


「おはよう、なのはちゃん」

「うん、おはようなの」


 こう見てると、親子の様に見えるのはきっと俺だけだろう。
 本当に親子になってくれると、なのはも嬉しいかな?

 ちょっと心配だ。

 なのはがリンディの事を受け入れてくれるかどうかが。


「なのは、上で顔を洗っておいで、それから一緒に朝ごはんを食べよう」

「わかったの♪洗ってくる♪」


 楽しそうに走って階段を上って行くなのは。
 転ばないか心配である。

 リンディは此方を見ながらクスクスと笑っている。


「何か可笑しな事言ったか?」

 
 どこも可笑しな事なかったよな?


「そうじゃなくて、本当に親子みたいでいっつも仲が良いわよね貴方達」

「親子だよ。なのはの父親は俺だ」

「ふふふふ」


 笑うのを止めないリンディ。
 どうせ、親馬鹿だとか考えているのだろう。

 俺は、なのはが成長するまで親馬鹿で居続けてやる。


「ねぇ、ほんとに話すの?昨日の事」


 リンディが俺の隣に来て、話してくる。

 
「あぁ、なのははなんて言うかは判らないが、俺はリンディと一緒にいたいからな」


 あぁ、もう恥ずかしい!!

 これからはあんまりこう言うの言わないでおこう。
 恥ずかしすぎて死ねそうだ。


「ぁ……え、えっと……ありがとう」


 顔を真っ赤にさせたリンディが身体をクネクネさせる。
 それが面白くて、リンディの頭に手を伸ばして撫でた。

 すると、茹でダコみたいに真っ赤になった。


「ははは、これは傑作だ」

 
 と、笑ってやると。
 リンディは怒ってはいないが、此方を睨みつけてくる。

 そんな事もやって、俺とリンディはある程度終わらせると上へと登り、リビングのテーブルの椅子に腰を下ろした。

 キッチンの冷蔵庫から紅茶を持ってきて、みんなのコップに淹れていく。

 今日の朝のメニューはポテトサラダとミネストローネだ。
 ミネストローネは昨日の夕飯の残りものだが、朝に丁度いいので食べる事にした。

 
「いただきます」

「いただきます♪」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ