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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
サイヤ人編
第五話 地球の命運をかけた戦い
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た。
いち早くクリリンが悟空に声をかける。
「大丈夫か!悟空!!」
「ああ、なんとかな…」
悟空は界王拳の反動に悶えながら答える。
「やったのか?ベジータを」
「わかんねぇ。だが、生きてんじゃねぇかな。あいつは。またおめぇたちはどっかに逃げていてくれ。」
悟空は自分一人で相手をするつもりのようだ。
「何言ってんだ!無茶だ!悟空!」
クリリンは必死に叫ぶ。
「お前だってもうボロボロじゃねぇか。俺たちで力を合わせりゃ、あいつに勝てるかもしれねぇ!」
「でもそれはちょっと…卑怯じゃねぇか?あいつは一人で戦ってんだ。なのにこっちが5人で戦うなんてよ…」
悟空は戦士としてフェアに戦いたいようだ。
「舐められたもんだな…」
するとそこには先ほどまで上空に吹き飛ばされていたベジータがいた。
「貴様らゴミどもが束になってかかってこようと、俺にとっちゃ遊びにもならん。」
ベジータは余裕そうに、そしてやはり甘いカカロットにいらだちながら言う。
「わかった。じゃあこうしてくれ。俺と悟空そしてバーダックでベジータと戦う。クリリンと悟飯は離れたとこにいてくれ。」
ワサビはそう提案する。
「僕たちも戦います!!」
悟飯はそう叫ぶ。
「悟飯、安心しろ。父ちゃんたちでぜってい勝ってやるからな。」
悟空は安心させるように悟飯をなだめる。
「でも…」
「わかった。じゃあ約束だ。お前釣りに行きたいって言ってたよな。今度連れてってやる。」
そういうと悟飯は笑い、「うん!頑張ってね!!お父さん!!」といった。
そして、「おじいちゃんも頑張ってね!」とバーダックに向けて大きな声で言った。
バーダックは顔は見せずに右手を少し上げてそれに答えた。
「勝てよ。悟空」
「おう。」
クリリンも悟空を激励し悟飯とともに避難した。
「最期のおしゃべりは済ませたか?」
ベジータは自信たっぷりに言い遂げる。
「勝つのはオラたちだ。」
とうとう、地球の命運を分ける最後の一戦が始まった。
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