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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
サイヤ人編
第五話 地球の命運をかけた戦い
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だって必死に努力すれば、エリートを超えることがあるかもよ。」

「では努力だけではどうやっても越えられぬ、壁を見せてやろう!」

ついに最終決戦が始まった。両者ともに構えをとる。
ベジータは両手を前に出し、悟空は片腕を前に出し体制を低くする。

悟空が地を蹴りベジータに近づく。殴り、蹴り。時には空中を飛び回り、戦士として戦う二人がそこにいた。それは侵略者と地球を守るもの。あるいは純粋に戦いを楽しむサイヤ人2人の姿であった。


3倍界王拳を使った悟空にベジータは追い詰められた。何よりも努力だけでエリートの自分に傷をつけた下級戦士に強い怒りを覚えた。ベジータは地球もろともその恨めしい相手を滅ぼそうとした。
自分も死んでしまうのに。だか、怒りは人を忘れさせる。そんなことはどうでもいい。奴を殺せるなら。

高き空からカカロットをにらみつけて言い放つ。

「地球ごと消えてなくなれ!ギャリック砲!!」
ベジータは先ほどの何倍にも膨れ上がった気を一か所に凝縮させる。

「カラダもってくれよ!界王拳3倍だ!!か…め…は…め…波!!」
悟空も既に疲労困憊な体に鞭を打ち、再び界王拳を使う。

2つのエネルギー波がぶつかり合う。その気は今までにない大きさで、辺りに強い圧を放つ。

ベジータの方が若干優勢、いやどんどんと悟空の気を押し返す。

悟空はこれにすべてをかける勢いで気を最大限増加させる。
もはやカラダの負担を考える余裕はない。死ぬよりは、地球が破壊されるよりはましだ。

「界王拳!!4倍だ!!」

界王拳の倍率をさらに上げ、限界突破の一撃を放つ。

より力を増したエネルギー波がぐんぐんとベジータのギャリック砲を押し返す


ーベジータsideー

(なぜ、俺はここまで追い詰められているんだ?)
ベジータは自分で自分を問いただした。いくら地球で一番強いカカロットといえど、俺を超えることはないと確信していた。
だがふたを開けてみれば、カカロットだけではなくカカロットの親父、さらには知らないサイヤ人すらもいた。地球は最底辺の星だから、下級戦士が送られたのではなかったのか?
それになぜ、サイヤ人が星を滅ぼしていない?
なぜ甘いアイツらが…この俺と、互角以上で戦えているのだ!!

ーベジータside finishー

それが許せない、誇り高きサイヤのプライドが、戦闘力を、気を増幅させる。

「俺が、宇宙一なんだ!!」

ベジータの気が膨れ上がる。そして、2つの拮抗したエネルギーは、逃げ場を失い…爆発が巻き起こった。

悟空は地を水切りの石のように滑り、吹き飛ばされ、ベジータはより高く空中に吹き飛ばされる。

悟空は運がいいのか、悪いのか、ワサビたちがいるところに吹き飛ばされ
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