13話 GATEKEEPER【処刑人】
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えつつも速人は彼に畳み掛けた。
「お前???仮面ライダーだろ?」
「!!……何を理由に?」
「他の隊員とは空気が違う。そして俺たちと同じそれを感じたから……かな。」
少し目を瞑った陽人は観念したようにことのしだいを話し始める……と思った矢先。
「これはこれは???仮面ライダーが揃いも揃ったとは驚きだ。」
「「!!!!!」」
「エルシャム王…!!」
現れたエルシャム王 小原魁。その凄まじいオーラは否応にもこの場の3人に恐怖心に近いモノを抱かせる。
ここで陽人が発破をかける。
「まさか噂は本当だったとはな……今世界で1番狙われているだろうアンタがここにやってくるとは。」
「あぁ。俺の戦友が…主催のフェスだからな。スクールアイドルの発展に力を入れているのを忘れたのか?」
「まさか???タイフォンとアンタは裏で繋がってるんじゃないだろうな!?」
「「!?!?」」
陽人が言った「陰謀論」には因果関係はこれっぽっちもない。しかし疑いは理解し得なくもない。権力者がダミーの団体を使って謀略を仕掛けるなどよくある話。
ゆえに速人も那由多も少し反応してしまう。
だが、彼は不敵に言い放つ。
「どうしてそうなる……と言いたいところだが、別に否定はできないからなぁ。」
「貴様…!」
「だが、今日にとってはそのデマも好都合か。」
「どういう……?」
「キバット、来い。」
黒く荘厳な色合いの蝙蝠……に近いモノが魁の近くに侍る。その奇妙な光景を3人は奇異な視線を向ける???
『お前の威圧に耐えるとは、久々の強者だな。』
「あぁ…行くぞ。」
『絶滅タイムだ!!』
【ガブリ!】
キバットと呼ばれた黒い蝙蝠擬きは魁の右手に噛みつき、エキスを注入。すると鎖の束が腰に巻かれ、黒いベルトを構成した。
「変身…!」
キバットU世がベルトに装着された。
すると黒い膜のようなものが包んだかと思えば、それは瞬時に弾け、赤と黒の鎧となった。
まさしく闇の王……この地を統べる究極の王に相応しい、吸血鬼を模した黒と赤の鎧。
仮面ライダーダークキバ???その顕現の余剰エネルギーはその場の3人を脅すのに十分であった。
「お前も仮面ライダーだったのか…!?」
「予想してはいたが、状況が悪すぎる。だが……逃げられそうじゃないな。」
最悪の状況……それはまさに一択しか選択肢がない時だ。しかしそれは明らかに相手が作り出しているモノ。
勝利は???絶望的だ。
「2人とも、協力を頼みます!!」
「あぁ。初対面とはいえ、3人がかりでようやく??って感じ。」
3人は自分のドライバーをそれぞれ腰に装着する。その
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