秘めたる鮑を求めて
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いる。
そのため上の物音は全く聞こえないが、下の物音も同様に聞こえない。
従って、リンダが上の様子を伺うには、魔法の器具に頼るしか無いのである。
針が段々と下がっていく。そして針が底に近づいた頃を見計らい、暫くしてから地下室の天井にある出入口を押し込み、上に登る。
出入口は巧妙にカモフラージュされており、教会へ住み慣れた者で無ければ、見つけ出すのは至難の業であろう。
「お父さん! お母さん! 無事でいて!」
不安で押し潰されそうな程、悲痛な表情で青い瞳を潤ませるリンダ。
胸騒ぎを感じるが、両親の無事を信じて進み、上の教会に戻る。
家具や木片が乱雑に散らばった部屋で、リンダは二人の姿──両親を見つける。
表情を綻ばせるリンダだが、すぐにそれは凍りつき、目を見開き瞳を曇らせたものと変わる。
──二人の両親は余りにも凄惨な姿だったからだ。
リンダは表情を凍り付かせたまま、父親の側に駆けつける。
「お…お父さん…?…」
祭服を着込み、仰向けに倒れる男の姿は父、バラードだ。
優しい表情と暖かな声でリンダを勇気づけたバラード。
その首は酷くねじ曲がり、顔面の鼻と口からは血が吹き出て、顎髭を地面ごと汚している。
また薄く濁った青い瞳を見開き、痛々しく血走っていた。
そしてバラードの胸元には、黒々とした糞が汚らしく大量にぶち撒かれていた。
下半身は黄色く濁った液体によって、ビチャビチャに濡らされており、ふやけたズボンが股関節にピッチリ張り付き、バラードの小さな男根がクッキリと浮き出ている。
辺りには液溜まりが出来て、床の中にまで浸透する程汚されていた。
バラードの衣服全体に、黄色い液体や、黒い糞、白濁液が満遍なくこびりつき、激しい汚臭を辺り一面に放っている。
リンダは父親の酷く蹂躪された姿と、その激しい汚臭により鼻腔を犯されて、吐き気を催し「オエッ!」と鈍い音を立て、吐瀉物を床にビチャビチャとぶち撒けた。
その後リンダは、吐瀉物で口元を汚したまま、体をふらふらと揺らし、軽く放心した状態で母の側に駆けつける。
「…お…お母さん……?……」
白い靴下と黒いメリージェーンが履かれた左足を除き、産まれたままの姿でうつ伏せに倒れ、肉付きの良い美脚と露出した足裏で支えながら、大きな美尻を突き出して這い蹲った姿勢で倒れる女の姿は母、シュルネリだ。
優しい表情と暖かな声でリンダを包み込んだシュルネリ。
その頭は何処にも見当たらず、白い胴体の切断された首元から、ドロドロと赤く綺麗な血が流れ出て、血溜まりが床に出来ている。
シュルネリの豊かな乳房は、胴体と床にグニャリと押し潰れ、艶かしく変形していた。
その乳房は所々痣が浮き出ており、はみ出た薄い桃色の乳首からは白い母乳が滲み出てい
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