暁 〜小説投稿サイト〜
秘めたる鮑を求めて
秘めたる鮑を求めて
[2/17]

[1] [9] 最後 最初
た教帽。その下に白いウィンプルを被っていた。
 服は白いワンピースで、袖口に橙色の線が入っていた。そのワンピースの上に緑色のエプロンを着込んでいる。
 足の大きさは26cmで、靴は黒いメリージェーン、足に白い靴下を履いていた。
 目は大きく、青い瞳。小さい鼻。年齢の割に潤った桃色の唇。口元や目元には薄く皺が刻まれているものの、まだ張りと瑞々しさが残る。端正で可愛らしい童顔。
 髪型は金髪のセミロングで、娘に劣らずキメ細やかでふんわりとしていた。
 声はやや高めで、暖かみがじんわり染み込む耳触り。
 体型はストレートで、肉感的でむっちりと肉が体中に張っており、娘と比べてより一層熟成された艶かしい体である。肌は白く、年齢の割にまだ潤いを残す。
 勿論乳房は大きく、エプロンの上からも突き出てパツパツに張っていた。
 また、尻も乳房同様大きく、やや弛んで皺が刻まれているものの形も均等で美しく、大人の色気を存分に醸し出している。
 シュルネリのややカサついているが、白く細い端正な手。
その左手の薬指には、銀色に輝いた結婚指輪が嵌めてあった。

 三家族は、リトルヘブンに住む人達の相談に乗ったり、お祓いや除霊などを生業にしている。
 リンダは教会の教えに従い、日々修行に励んでいたのだ。
「お父さん、お母さん、私、もっともっと勉強して皆を助けて、守れるような立派な人になるからね!」
 リンダは微笑んで、父母に明るく語りかけた。


 ────◇◇◇◇────


 それから数日後、事件は突然訪れる。
 よく晴れた朝の日に、ドグラー率いるモンスター達がリトルヘブンへ押し寄せた。
 モンスター達は手当たり次第住民に暴行を働き、家を焼き討ち、物を略奪し破壊する。
 魔の手は、リンダ達三家族が住む教会まで及んだ。

「ドグラーの奴…こんな小さな村に、一体何の用だ?」
 バラードが歯を軋ませながら呟く。
「リンダ!! お前は地下室に隠れていなさい!」
「ここは父さんと母さんが何とかするから!!」
 シュルネリが表情を強張らせ、リンダに強い口調で慌ただしく指示する。
「お父さん!!」
 リンダは顔を強張らせ動揺した様子で父へ叫ぶ。
「リンダ! お父様のいう事を聞きなさい!さぁ、早く地下室へ!」
 シュルネリは険しい表情でリンダに再度伝える。
「お母さん!」
 リンダは目を見開いて不安げな表情で母へ叫ぶ。
「リンダ! 早く行きなさい! ドグラーが来たようだ!急いで!!」
 シュルネリは更に険しい表情でリンダに何度も伝える。
「お父さん! お母さん! 死なないで!!」
 リンダは瞳に涙を滲ませ、縋るように叫ぶ。
「リンダ…幸せにおなり…」
 バラードはそんな娘の姿に対して、少しでも不安を和らげるように微笑
[1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ