秘めたる鮑を求めて
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た教帽。その下に白いウィンプルを被っていた。
服は白いワンピースで、袖口に橙色の線が入っていた。そのワンピースの上に緑色のエプロンを着込んでいる。
足の大きさは26cmで、靴は黒いメリージェーン、足に白い靴下を履いていた。
目は大きく、青い瞳。小さい鼻。年齢の割に潤った桃色の唇。口元や目元には薄く皺が刻まれているものの、まだ張りと瑞々しさが残る。端正で可愛らしい童顔。
髪型は金髪のセミロングで、娘に劣らずキメ細やかでふんわりとしていた。
声はやや高めで、暖かみがじんわり染み込む耳触り。
体型はストレートで、肉感的でむっちりと肉が体中に張っており、娘と比べてより一層熟成された艶かしい体である。肌は白く、年齢の割にまだ潤いを残す。
勿論乳房は大きく、エプロンの上からも突き出てパツパツに張っていた。
また、尻も乳房同様大きく、やや弛んで皺が刻まれているものの形も均等で美しく、大人の色気を存分に醸し出している。
シュルネリのややカサついているが、白く細い端正な手。
その左手の薬指には、銀色に輝いた結婚指輪が嵌めてあった。
三家族は、リトルヘブンに住む人達の相談に乗ったり、お祓いや除霊などを生業にしている。
リンダは教会の教えに従い、日々修行に励んでいたのだ。
「お父さん、お母さん、私、もっともっと勉強して皆を助けて、守れるような立派な人になるからね!」
リンダは微笑んで、父母に明るく語りかけた。
────◇◇◇◇────
それから数日後、事件は突然訪れる。
よく晴れた朝の日に、ドグラー率いるモンスター達がリトルヘブンへ押し寄せた。
モンスター達は手当たり次第住民に暴行を働き、家を焼き討ち、物を略奪し破壊する。
魔の手は、リンダ達三家族が住む教会まで及んだ。
「ドグラーの奴…こんな小さな村に、一体何の用だ?」
バラードが歯を軋ませながら呟く。
「リンダ!! お前は地下室に隠れていなさい!」
「ここは父さんと母さんが何とかするから!!」
シュルネリが表情を強張らせ、リンダに強い口調で慌ただしく指示する。
「お父さん!!」
リンダは顔を強張らせ動揺した様子で父へ叫ぶ。
「リンダ! お父様のいう事を聞きなさい!さぁ、早く地下室へ!」
シュルネリは険しい表情でリンダに再度伝える。
「お母さん!」
リンダは目を見開いて不安げな表情で母へ叫ぶ。
「リンダ! 早く行きなさい! ドグラーが来たようだ!急いで!!」
シュルネリは更に険しい表情でリンダに何度も伝える。
「お父さん! お母さん! 死なないで!!」
リンダは瞳に涙を滲ませ、縋るように叫ぶ。
「リンダ…幸せにおなり…」
バラードはそんな娘の姿に対して、少しでも不安を和らげるように微笑
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