悪徳ベイビー
[7/11]
[1]次 [9]前 最後 最初
子は淫らな姿を無防備に曝け出され、孤児院の中で無惨にも絶命したのだった。
そんな良子の亡骸を米美は、己の右腕を彼女の肩に、己の左腕を彼女の太股に回して抱きかかえる。
すると良子の首はダラリと後ろに垂れた。その時米美の邪悪な瞳と良子の何も映さない瞳が合う。
良子のハリのある扇情的なカラダ──米美の腕に沈み込む程の肉質の柔らかみ──反動で揺れ動く乳房──汗、出血、尿、愛液、フェロモンの入り混じった芳しい体臭が米美の鼻孔を刺激し、下腹部を又も熱く膨れさせた。
米美は堪らず言葉を出した。
「良子先生…子供達の為勇気を振り絞って政府に反発したはいいが、その結果処女を捧げ私に奉仕し、肝心の子供達は救えぬまま、好きに弄ばれて無駄死にするとは…」
「何が、あたしが絶対にさせないっ!! …だっ! このバカチン?! 私を気持ちよくしただけだろっ?」
「子供達を大切に想う優しい性根といい、我々相手にも怯まない度胸といい、清楚に振る舞っても隠し切れない麗しきエロボディといい…なんて扇情的な女だっ?!」
「全く私にお姫様抱っこされちゃってぇ? スケベすぎるだろっ?! 人を一々欲情させるなっ?! それでも保護者かっ?! バカチンがっ?」
嘉門米美はニタリと笑いながら良子を嘲笑い、彼女の熟れた裸体を抱きかかえて、余すことなく目に焼き付け、軍人達と共に孤児院を去る。
後に残ったのは、体液でベトベトに穢された廊下と、力なく横たわる良子の父親の姿であった。
────◇◇◇◇────
大東亜共和国により、とある絶海の孤島で学生たちは凄惨な殺し合いを始めていた。
そこの禁止区域に軍人達が拠点とする学校。
その一室にあるモニターの前で、殺し合いを観戦する米美とその軍人達。
彼らの後ろに一人の女性──遺体を薬品加工された安野良子が、木製の椅子に座らされていた。
髪型や服装、その容姿は孤児院の頃と変わらないが、顔には美貌をより引き立てる為の薄化粧が施され、唇には真っ赤な口紅が塗り込まれている。
セーターの胸元は切り取られ、綺麗に整えられた乳房が剥き出しになって、紅い乳首が上品に主張していた。
そしてスカートの中身は下着を穿いておらず、これもまた手を加えられた女性器の割れ目がぴったりと閉じている。
また足には裸足で、靴の底が薄く白い紐状のアンクルストラップサンダルを履いていた。
良子の裸足は、整えられた光沢のある爪と艶のある足指、全体的に柔らかな肉感でとても麗しい。
椅子の隣にはバックが置かれ、彼女の衣服、下着、私物や写真を収めたアルバム、孤児院を襲撃した時の音声が入った録音機が収納してある。
彼女は軽く微笑んだ表情と澄んだ瞳をし、姿勢を真っ直ぐ伸ばして足を揃え、両手を重ねて膝の上に置く姿勢で、正面を見
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ