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悪徳ベイビー
悪徳ベイビー
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子で右手を頭に回すこの男の名は、嘉門米美。
 政府の役人でプログラム担当教官を勤めている。
 髪型は乱れた短めのマッシュヘア。
 体型は小太り。
 表情は筋肉と皺に覆われた悪人顔。
 上着は灰色のジャケットの下に白いシャツ、その首元にえんじ色のネクタイを巻き、スボンは淡い茶系色のスラックスで、黒のローファーを履いている。
「我が国の神聖な行事だと言うのに…」
「大切な国民を相手に気が引けるけど…心を鬼にしてやるしかないかぁ…」
「…こんなイイ女を抱けるのは最高だけどぉ?… プログラムに反対されるのはやっぱり残念だなぁ…」

「な…! 何を言って!…」
 目を見開き、震えた口調で困惑する良子。
 舌舐めずりをしながら、ねっとりと微笑む米美。
「おいっ!お前達っ!やるぞっ?!」
 すかさず軍人達は銃を構え、良子を気遣う父親に向けて頭に二弾発砲した。
 パンッ! と発砲音が鳴り、父親の頭から血と脳梁が勢いよく吹き出て、老いた体がぐったりと壁にもたれ掛かり、力なく崩れる。
「お父さんっ!!!! イヤァァァッッッ!!!!!!」
 突然の惨劇に表情を歪め、悲鳴を上げる良子。
 その隙を突き、軍人達は彼女を廊下で仰向けに組み伏せて、腕と足を拘束した。
「何するのっ!! 離してっ!! 止めてぇぇぇっっっ!!!!!!」
 良子は泣き叫びながら手足を動かし、軍人達に抵抗を試みるが、全く動じる気配がなく、虚しく鎮圧された。
 その後、他の軍人達は持ち込んだ機材を組み立て、カメラを良子に向ける。

「良子先生! 私は今から貴方を犯しますっ?!」
「強姦刑と名付けようかなっ?!」
「手前勝手な理屈で政府に歯向かう醜悪さ! そのスケベなカラダに教えてあげますっ?!」
「ふざけないで!! 醜いのはそっちでしょ!! 何でこんな酷い事が出来るの!!」
 声を激しく荒げ、鋭く睨みつけて激昂する良子。
 その様子に顔をニタリと歪める米美。
「まずは…その足からっ?! 素足を見せてもらうぞっ?」
 米美は彼女の足首を掴み、靴下を剥ぎ取り裸足にし、その目で覗く
「あっ!! 何するのっ!!」
 そう反応する良子の大きな裸足は、足裏は汗に濡れていた。
 踵は赤らんでおり太みを感じさせるが、角質は見当たらず丁寧に手入れされているのが伺える。
 土踏まずは白く、柔らかな優しい印象を与えていた。
 指の付け根はやはり赤らみ、土踏まずを踵と一緒に挟み込む様な構図が足全体の調和を担い、肉感を醸し出している。
 足指だが、これも赤らんでいて、整った光沢のある綺麗な爪や指も合わさり、今すぐしゃぶりつき唾液で犯したい位の色気に満ちていた。
 一通り裸足を眺めた米美は、彼女の足裏に近づき匂いをじっくり嗅ぐ。
「んんっ! 臭いっ! 汗臭いっ!?」

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