お宝
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ラくらい、安定させろよ」
「減らず口を……」
それ以上、士の発言を封じるように、アマダムの拳が士の腹に炸裂する。
吐血した士は、がっくりとその意識を失っていた。
「それじゃ、次はウィザードだね」
ディエンドの変身を解除した海東は、じっと士の後ろ姿を見つめていた。
「倒しはしたが……そこまで傷つけないでくれたまえ」
海東の言葉に、アマダムは不快そうに鼻を鳴らす。
「お前の知ったことか。それともやはり、仲間が痛むのは見て辛いかい?」
「そんな理由じゃないさ。ただ……」
海東は静かに、気を失った士へその指を銃のように刺した。
「彼の最期を飾るのは、この僕だ。それだけは、くれぐれも忘れないでくれたまえ」
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