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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
サイヤ人編
第四話 待たせやがって…
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気をためる。
『ノンチャージ…魔閃光!!」
黄色の光線はまさしく閃光のように気弾を貫き爆破した。
「はじめてにしては上出来だったな…」

「残念だったな。そいつは囮だ!」

声が聞こえた瞬間上から強い衝撃を食らった。おそらくメテオブローだろう。
何度目だろうか。また地面にたたきつけられた。

(もう気も残ってねぇぞ…)

その時、不意に気を感じた。
それはまるで安心するような。そんな気だった。
孫悟空だ。
おそらくあと一〜ニ分で来るだろう。

「バーダック。もう少しだ。」

「…そうか。」

もうひと踏ん張りだ。

地を蹴りベジータに一直線で向かう。小細工は無しだ。一発パンチを入れるが全く効かず、首をつかまれ岩場にたたきつけられる。ベジータの後ろからバーダックが迫る。しかしベジータは振り向くことなく肘打ちをかまし、オーバーヘッドキックで遠くに蹴り飛ばす。

「逃げ場はないぞ。ここで貴様は死ぬのだ。なぁに安心しろ。カカロットもアイツの親父もすぐにあの世へ送ってやる。」

「どうしたそんなに震えよって。安心しろ俺は優しいんだ。苦しまず一撃で葬ってやろう。」

「…は…」

「…は…す…」

「チッ、なんだ?後ろを指さしおって。抵抗してるつもりか?」

「は…破壊神ビルス!!」

「ダニィ?」

ベジータは急いで後ろに振り返る。(破壊神だと?あの時親父を追い詰めていたあのえたいのしれない化け物が、今この星にいるのか…?)

だが後ろには何もいない。

「ハァァァァァ!!」 「しまっ…」 不意打ちだった。さすがにこんなことはしたくはなかったが、死んでしまったら何の意味もない。確かに気功波はベジータに命中した。

「そんな貧弱な攻撃が俺に通用すると思っていたのか?笑わせるぜ。」

「悪いな俺の左手がいうことを聞かなくってね。」
何をしてでも時間を稼がねければ。その一心で話し続ける。

「そうかなら、そんな左手は俺が粉々にしてやろう。」

そういうとベジータは俺の左腕を踏みつけ体重をかけ、踏みつぶしてきた。

左腕がミシミシと音を立て骨を砕く。筋肉は破壊され、骨が皮膚を貫いて出てきた。

あまりの痛さに声を出そうとするが、その声すらも出ない。

「どうだ?少しは言うことを聞くようになったか?俺に感謝するんだな。」

「…。」

「とうとう何も言わんくなったか。下らん奴だったな。さぁ死ぬがいい。」

そういって、ベジータは俺に手をかけようとする。

(まだなのか…?早く来てくれよ。悟空…)

「あの世で俺に挑んだことを後悔するんだな。」

目をつぶり、死を受け入れた。 衝撃は来なかった。 もう体も限界だったのかもな。
不意に目を開け
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