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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
サイヤ人編
第四話 待たせやがって…
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や戦闘力がスカウターなしではわからないベジータでもこれだけはわかった。
(こいつを食らったらマズイ。)

しかしもう遅い

すでにワサビは眼前に迫っている。
ワサビはベジータを逃さず最大限に溜めた気を放った。
名づけるならば『ゼロ距離かめはめ波』
それは莫大な威力を誇った。濛々と土煙が上がりベジータの影は見当たらなくなっていた。
だが、その反動もすさまじく、ワサビは界王拳を解くとともに地面に倒れた。

「少しはやるじゃねぇか。」
休憩をしていたバーダックは俺にねぎらいの声をかけてくれた。だがその顔には苦悩が隠れているように見えた。気のせいなのだろうか…。
「ありがとよ。だが俺の体はちょっと限界だ。少し休ませててくれ。

「あいつは死んだのか?」
バーダックは俺にそう問いを投げかけた。
「倒れていてほしいもんだ。なんせ全力だったからな。だが戦闘力差を考えると、もしk…」

「誰が死んだって?」

(やっぱりな、お前はそんな簡単にくたばってくれねぇよな。)

「ちっ、生きていやがったか。」

「さすがの俺様もあの時は死が頭によぎったさ。だがしかし、ワサビ。お前はとっくにガス欠を起こしていたようだな。」

ベジータの言うとうりだった実はあの時、体への強い負担で気づかないうちに界王拳を3倍から2倍にしてしまっていたのであった。

「この俺が死にかけたんだ。これ以上ない屈辱を味わった気分だぜ。貴様らまとめて木っ端みじんにしてやる!!」

俺は再び立ち上がった。だが思うように体が動かない。界王拳も使えないだろう。

(万事休すってやつだな。)

「そんな体たらくで大丈夫か?」
バーダックが俺を煽り、たぎらせる。
「精々足を引っ張らないでくれよ?」
だから俺もバーダックを煽り、たぎらせる。

「おしゃべりはそこまでだ!!」

3人『ダァァァァァァ!!』

再び決戦が巻き起こる。だがもはや俺たちに有効打はない。だから悟空が来るまで片方すら欠けずに耐えなければならない。

バーダックが先に出てベジータに蹴りを入れる、そのまま俺も入り二人でラッシュを入れる。
合わせたこともなくたった1時間弱の付き合いでもこの極限の状態。戦いに関してなら、お互いに息が合う。両方とも合わせているつもりはないが奇跡的な確率でかみ合いベジータに食らいつく。

だかしかしベジータも黙って食らい続けるわけがない。俺の足を掴みぶん回し、バーダックを吹き飛ばし俺を蹴り飛ばす。「後悔するなよ!!」ダリャリャダリャタリャ!!

気弾の雨が俺たちに降り注ぐ。

右へ左へはたまた上下に流れゆく気弾を躱していった。
周りとは一回り大きい気弾が俺をとらえた。
(こいつは躱せねぇな…)
とっさに両手を額に当て
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