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仮面ライダーファイズ 小さな星の話
第二十七章
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草加が止める。彼等は相変わらずそれぞれのマシンに乗ってミサイルを放ち続けている。
「敵の中に入ればそれで袋だ」
「そうか」
「ああ。今は一人でも戦力が必要だ」
 ミサイルを放つ側からやって来るライオトルーパー達を見据えての言葉だった。彼はそれだけの数を前にしてもまだ怯んではいない。
「無茶はするな」
「わかった」
「けれどこのままじゃ」
 木村は姿を消しながらオートバジンを確実に葬っている。その強さは海堂や長田に引けを取らない。それでも傷を受けだしていた。
「何時かは」
「数が必要なのか」
 不意に誰かの声がした。
「オルフェノクか?」
「近いかも知れない」
 一人の男が悠然と歩いて来る。津上達は彼の姿を見て声をあげる。
「木野さん」
「貴方もまた」
「そうだ。俺もまた運命に導かれてここまで来た」
 周りから迫るライオトルーパー達をまるで木の葉を払うように退けていく。そのまま津上達の前までやって来た。

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