第七十五話 合宿最後の日その七
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「健康であられたわ」
「そうでしょ、だったらかな恵ちゃんもね」
「合宿が終わったら暫くは」
「お酒は控えて」
「身体休めることね」
「そうしてね」
「健康の為にね」
かな恵は自分から言った。
「そうね」
「是非ね、しかし北朝鮮の将軍様って」
ウェールズの娘はまたこの人物について語った、それも飲んで赤くなっている顔をこれ以上はないまでに顰めさせて。
「国民の人達は餓えて」
「一人だけ丸々と太って」
「無茶苦茶酷いわね」
「あそこはああした国なのよね」
かな恵はどうかという顔で応えた。
「結局は」
「将軍様の独裁国家で」
「将軍様さえよかったら」
「国民の人達はどうなってもいいのね」
「それであの人だけがね」
それこそというのだ。
「毎日大酒飲んで」
「美味しいもの食べて」
「成人病になる位でね」
「太りに太って」
「他の人達はよ」
北朝鮮のというのだ。
「ああしてね」
「食べるものもなくて」
「餓えているのよ」
「凄い国よね」
「まああれね」
かな恵は今度は一言で言った。
「悪の国ね」
「日本の特撮や漫画に出て来るみたいな」
「そうしたね」
まさにというのだ。
「国よ」
「そうね、言われてみればね」
「そんな国でしょあそこ」
「究極の独裁国家でね」
「しかも将軍様だけ贅沢して」
そしてというのだ。
「国民あそこは人民っていうけれど」
「その人達は食べるものもなくて」
「いつも餓えているのよ」
「しかも軍隊ばかりにお金使って」
「テロとか核開発してね」
かな恵は北朝鮮のこのことも話した。
「悪事もよ」
「思いきりやってるわね」
「しかも嘘ばかり吐くし」
「最悪な国よね」
「そうした国だから」
それ故にというのだ。
「普通に悪役だってね」
「言われるのね」
「もう究極の」
それこそというのだ。
「悪の国よ」
「あそこは」
「悪いことならね」
それこそというのだ。
「全てやる」
「そうした国ね」
「それでそんな国が好きな人もね」
「いるのよね」
「日本にはね」
「何処がいいの?」
かな恵に酔いながらも真顔で聞いた。
「あの国の」
「共産主義だから」
「いや、共産主義じゃないでしょ」
北朝鮮はというのだ。
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