第十七章
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「少なくとも私が戦って楽しむ相手は人間だということは言っておこう」
「それで俺達にギフを向かわせたんだな」
「そして今は私が直接君達の前に出ている」
リバイに対して答えた。
「そのうえであらためて君達に戦いを挑みたい」
「今すぐここでか?」
「それならやってやるぜ」
リバイだけでなくバイスもそれならと続いた。
「もうここでな」
「この戦いを終わらせてやる」
「ははは、焦ることはない」
スサノオは意気込む二人に笑って返した。
「違うかね」
「じゃあ何時戦うんだ」
「一週間あれば君達の傷は癒えるだろう」
それを見越しての言葉だった。
「それならだよ」
「一週間後か」
「その時私は君達をギフの世界に案内する」
「そしてそこでか」
「君達と戦いたい、いいか」
「わかった、なら一週間後だ」
リバイはスサノオの言葉を受けて頷いて応えた。
「その申し出受ける、皆もいいよな」
「賛成の人は手を挙げてくれよな」
バイスも言ってきた。
「そうしてくれよな」
「それには及ばない」
ジュウガがバイスに返した。
「もうだ」
「皆か」
「そのつもりだ」
「ああ、そうだな」
バイスは仲間達を見た、見れば誰もスサノオを見据えている。それを見て彼もわかった。
「じゃあそんな必要ないな」
「言わずもがなということだ」
「そうだよな」
「いい返事だ、ではだ」
スサノオもそのライダー達を見て満足そうに述べた。
「朝の六時に君達を招待しよう」
「結構早いな」
「いや、こんなものだろ」
六時と聞いて言ったバイスにリバイが突っ込みを入れた。
「大体な」
「そうか?」
「ああ、うちだってそれ位に起きてるだろ」
「そういえばそうか」
「ああ、少し早く起きてな」
「待ってればいいか」
「そうだよ」
こう言うのだった。
「その日はな」
「じゃあそうするか」
「ああ、それでいいさ」
「日時は伝えた」
確かにとだ、スサノオは述べた。
「それならだよ」
「ああ、それじゃあな」
「一週間後ギッタンギッタンにしてやるぜ」
「楽しみにしている」
最後にこう言い残してだった。
スサノオは姿を消した、それを受けてライダー達はそれぞれの変身を解いた。するとすぐに大二とさくらそして元太が五十嵐のところに来た。
「兄ちゃん、またライダーになったな」
「またそちらでも宜しくね」
「一緒に戦っていこうな」
「ああ、皆でな」
五十嵐も家族に笑顔を返した。
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