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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
羽根
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れすらも打ち破ってくる。

「マジか!?」

防御が破られたことでいくつかは食らってしまったがすぐに後ろへ下がって回避する。しかし、槍の雨は止めどなく降り注いでくるため何ともしようがない。

「終わりなき剣の舞を味わうがよい」

なおも降り注ぐ槍はどうやら剣だったらしい。が、いずれにしても殺傷能力が高いため回避するしか選択肢はない。

「この剣舞に終わりはない。うぬの命が尽きるまで降り続ける」

アルドロンの魔力が落ちていく気配がない。つまりこの状況を打破しなければこいつに勝つことはできないってことか。

「それなら・・・」

ドラゴンフォースを解放して全身に魔力を纏わせる。そのまま降り注ぐ槍を打ち砕こうと拳を放った。

ズッ

しかしその一撃はむなしく打ち砕かれる。

「うわぁ!!」

強度も威力も想像を越えてきたそれによって激痛を受けた俺は動きが止まる。それにより迫ってきていた槍の雨に反応することができなかった。

「しまっ・・・」

気付いた時にはもう遅い。俺は降り注ぐ槍を一身に受けることしかできなかった。


















第三者side

「ただいまぁ・・・って、カミューニはもういないのね」

元の部屋へと戻ってきたヨザイネは人気のないその空間を見てそんな言葉を漏らす。その横にいた黒装束の男はすぐに先程まで自身が座っていた椅子へと歩いていき、腰を掛ける。

「あいつもすぐに戻ってきそうだが、待つか?」
「それは無理。これ以上は残ってる魔力もないからね」

本来ならすでに死んでいる彼女は地上にいることはできない。現在は特例により時折やってきているが、その時間には限界がある。

「ならあいつには俺が伝えておく。とっとと帰るんだな」
「ホント冷たいわよねぇ、あんた」

すでに手をつけていた食事を再度口へと運んでいる男。見送る様子もない彼を見て少女はタメ息を漏らしたが、それに男は気が付かない。

「じゃあ私は戻るわ。あと処理はお願いね」
「・・・前から思ってたんだが」

その場から消えようとしたところで声をかけられ首をかしげるヨザイネ。男はそちらには目も向けず、問いを続ける。

「シリルは人間なのか、天使なのか。どちらに分類されるんだ?」
「一応は人間になるわ。私のような堕天使は一応人間扱いになるからね」

男の素朴な疑問に笑顔で答えるヨザイネ。その表情をチラリと見た彼はさらに続ける。

「なら、あの時のティオスはどちらの分類になるんだ?」

続けての問いかけ。それを受けたヨザイネは頭をしばし悩ませる。

「レオンが死んでるから人間とは言いにくいけど、蘇ってるからなぁ。人間扱いでいいの
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